だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

本物のアクトレス

2015-09-02 16:43:23 | 映画
ジュリエット・ビノシュ、パリ出身の51歳。クリステン・スチュワート、ロサンゼルス出身の25歳。クロエ・グレース・モレッツ、ジョージア州アトランタ出身の18歳。この3人が共演する…

オリヴィエ・アサイヤス脚本、監督「アクトレス 女たちの舞台」(14)。脚本家としてアンドレ・テシネ監督作品を書くことが多く、これまでに「ランデヴー」(85)、「夜を殺した女」(86未)

「夜の子供たち」(96)、「溺れゆく女」(98)があります。「ランデヴー」と「溺れゆく女」は、ジュリエット・ビノシュ主演。余談ですが、アサイヤス監督は「イルマ・ヴェップ」(96)で…

主演に迎えた香港映画のマギー・チャンと98年に結婚、01年に離婚していますが…。うむ。話を映画に戻して…「アクトレス」は、タイトル通りある女優のドラマです。

映画界でスター女優として歩んできた、マリア・エンダース(ジュリエット・ビノシュ)。彼女はマネージャーのヴァレンティーヌ(クリステン・スチュワート)と仕事に励んでいました。

今は、自分を発掘してくれた劇作家ヴィルヘルム・メルヒオールの代理で授賞式に出席するため、チューリッヒに向かっていました。しかし途中、メルヒオールの死を知らされます。

授賞式の後、マリアは演出家クラウス(ラース・アイディンガー)の面会を受けます。彼は、マリアの出世作となった『マローヤのヘビ』のリメイク版に出演して欲しいと依頼します。

しかし、マリアの役はかつて演じた20歳のシグリッド役ではなく、シグリットに翻弄され自殺する40歳の会社経営者ヘレナ役だったのです。主役を演じるのは、ハリウッドで…

活躍する19歳の女優ジョアン・エリス(クロエ・グレース・モレッツ)に決定していました。「溺れゆく女」から16年目の、アサイヤス監督とジュリェット・ビノッシュのコラボ。

内容から見ても、ビノッシュのセルフパロディのよう。しかし、アカデミーとカンヌ、ヴェネツィア、ベルリンの三大映画祭で女優賞を獲得したビノシュは、本当に素晴らしいのです。
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