ヴァンゼー会議とは？

未見だったセドリック・ヒメネス監督「ナチス第三の男」（１７）をようやく見ました。ナチス幹部ラインハルト・ハイドリヒをオーストラリア人の…

ジェイソン・クラークが演じています。見ていて『おや、これは？』と思ったら、キリアン・マーフィとジェイミー・ドーナンが主演した…

ショーン・エリス監督「ハイドリヒを撃て！」（１６）と同じテーマでした。こちらは暗殺する側の物語で、やはりナチスＮｏ.３と呼んでいました。

その「ナチス第三の男」に登場したのが『ヴァンゼー会議』でした。マッティ・ゲショネック監督「ヒトラーのための虐殺会議」（２２）は…

まさにそのヴァンゼー会議を描いています。さらにＮＨＫ『映像の世紀・バタフライエフェクト』のエピソード『ジェノサイド 虐殺と黙殺』にも。

１９３３年に国内にいたユダヤ人は５０万人でしたが、１９３８年侵攻したオーストリアに１９万人、１９３９年のポーランドの２００万人と…

増え続け、フランス領のマダガスカルへ追放を計画。しかし不可能となるとゲットーへ隔離。『ユダヤ人問題の最終的解決』ということで…

ホロコーストへと繋がるのです。それを決定したのがヴァンゼー会議です。１９４２年１月２０日正午。ベルリンのヴァンゼー湖畔にある大邸宅。

国家保安部代表ラインハルト・ハイドリヒ（フィリップ・ホフマイヤー）を議長に、１５名のナチス親衛隊と各事務次官、秘書１名が集まります。

わずか９０分で、ヨーロッパの１１００万人のユダヤ人の運命が決まったのです。アドルフ・アイヒマンが記録した議事録のすべてとは？必見。