人生日訓(300)
「人はなはだ悪しきは鮮(すく)なし」
聖徳太子の言葉である。人間というものは、本来、善いもの
か、悪いものか、吟味立てをしたら、きりのないことである。
仏教では、人間に善悪の本性というものは固定していない。
善い縁があれば、自然と善人となり、反対に悪い縁があれ
ば、いつのまにか、悪い人間になると考えている。したがっ
て仏教を信じていた太子も、おそらく、そうした基本的な思
想に立って、人間の善悪というものを運命的には考えずに
、動き流れる形においてとらえたと思う。かくして、こうした
言葉がでたのであろう。「罪を憎んで人を憎まず」という思
想につながりを持っていると思う。
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4月から咲く花「蜆花 (しじみばな)」
開花時期は、 4/ 1 ~ 4/末頃。 ・中国原産。 ・つぶつぶの花が枝いっぱいにつく。 花を、しじみの中身(内臓)に 見立てたらしい。 八重咲き。 ・中国では 「笑靨(しょうよう)」と呼ぶ。 ”えくぼ”のこと。 花の中央のくぼみを えくぼに見立てた。 ・4月19日の誕生花 ・花言葉は 「控えめだがかわいらしい」
(季節の花300より)
