一日一言
煙ったい
煙りのため目が煙い、息苦しいという意味
から、黄が詰まる、窮屈に感じる、相手に
近づきにくく敬遠したいというときのたおえ
に用いる。「煙たい」の変化した言葉。
★どいも叔父貴は私にとって煙ったい存在だ。
5月から咲いている花「薔薇(ばら)」
開花時期は、 5/ 1頃~11/25頃。
春(5~6月)と秋(10,11月)に咲くものが
多いようだ(いろいろ種類がある)。
夏は暑いのでひと休み。
・とげのある木の総称である「うばら」または
「いばら」(茨)が、「ばら」に略された。
(「茨」は”とげのある、つる草”を総称したもの)
・甘い香り。香水の材料にも使われる。
・草丈が20~30cmで、花の大きさが3cmぐらいの
小さい薔薇を一般に「ミニ薔薇」と呼ぶ。
たくさん花をつける。
・古代から、繁栄と愛の象徴とされた。
ギリシャ神話では、愛と美の女神「アフロディーテ」が
海から誕生したときに、大地がそれと同じぐらい美しい
ものとして、バラの花を作ったとされている。
ギリシャ時代には、ビーナスに結びついて、
「愛と喜びと美と純潔」を象徴する花とされ、
これが、花嫁が結婚式にバラの花束を持つ風習に
つながったとされる。
ギリシャの叙情詩人アナクレオンが、
紀元前6世紀(2500年前)に、
「バラなる花は恋の花、バラなる花は愛の花、
バラなる花は花の女王」と唄っている。
・ローマ人は、一輪のバラを天井につるし、その下で
した話は一切秘密にする約束を守ったので、
「バラの下で」という言葉が「秘密に」という意味に
なって今に残っている。
・イギリス王室の紋章である”チュードル・ローズ”は、
王位継承をめぐってランカスター家とヨーク家の間に
起こった「バラ戦争」(14世紀)のあとで両家が
結ばれて赤バラと白バラを組み合わせた紋章となった
もので、このバラがイギリスの国花となった。
英語の「ローズ」の語源はケルト語の「赤い」と
いう意味に由来する。
・イギリス、ルーマニア、ブルガリア、ポルトガル、
ルクセンブルグ、モロッコ、サウジアラビア、
イラン、イラク、などの国花。
・茨城県の県花(薔薇)
・1月19日、2月10日、3月26日、4月11日、
5月14日、6月17日、7月4日、8月3日、
9月26日、11月15日、12月25日の誕生花
(薔薇)
(色は、1月は白、2月赤、3月ピンク、4月オレンジ
5月白、6月ピンク、7月黄、8月朱赤、
9月淡紫、11月薄オレンジ、12月赤)
10月11日の誕生花(蔓薔薇)
10月22日の誕生花(ミニ薔薇)
・花言葉は「私はあなたにふさわしい、
内気な恥ずかしさ、輝かしい、愛嬌、
新鮮、斬新、私はあなたを愛する、美、
あなたのすべてはかわいらしい、愛情、
気まぐれな美しさ、無邪気、爽やか」
(薔薇)
「無邪気、爽やか」(蔓薔薇)
「特別の功績」(ミニ薔薇)
・「大きなる 紅ばらの花 ゆくりなく
ぱっと真紅に ひらきけるかも」 北原白秋
「ほいいままと いう人言は さもあらば
あれくれなゐ深き ばらを愛でつも」 斎藤茂吉
「くれなゐの 二尺伸びたる 薔薇の芽の
針やはらかに 春雨のふる」 正岡子規
「薔薇深く ぱあの聞(きこ)ゆる
薄月夜」 正岡子規
・東京周辺の見どころ
<神代(じんだい)植物公園>
大規模植物園。でかい。大温室もある。
あらゆる花がひしめきあっており、
なかでもバラ園はみもの。
花見頃5月中旬~6月上旬、
10月中旬~11月上旬。
調布市深大寺元町。
最寄駅 → 京王線調布駅、つつじヶ丘駅、
JR中央線三鷹駅、吉祥寺駅、から
いずれもバス
<旧古河(ふるかわ)庭園>
古河財閥の館。バラで有名。
花見頃5月中旬~5月下旬、
10月中旬~11月上旬。
北区西ケ原。
最寄駅 → JR京浜東北線上中里駅
<与野公園>
花見頃5月中旬~5月下旬、
10月上旬~10月下旬。
埼玉県さいたま市(旧与野市)本町西。
最寄駅 → JR埼京線与野本町駅
<谷津(やつ)バラ園>
以前の「谷津遊園」の中のバラ園が
形を変えて残っている。
花見頃5月中旬~5月下旬、
10月中旬~10月下旬。
千葉県習志野市谷津。
最寄駅 → 京成線谷津駅
(季節の花300より)