一日一言
言い及ぶ
話題が発展して、一つの事柄から
他の関連した事柄に触れていくこと
を表す場合に用いる。
★師匠の指導は、芸の本質から精神に
まで言い及んで懇切に話された。
秋の花草「薄(すすき)」
秋の月見のおそなえとして欠かせないもの。
【中秋の満月】には収穫物と一緒に供えられるが
収穫物を悪霊から守り、
翌年の豊作を祈願する意味がある。
・屋根材のほかにも、炭俵用、家畜の飼料用
などとしてもよく利用される。
・ススキの「スス」は、葉がまっすぐに
すくすく立つことを表わし、
「キ」は芽が萌え出でる意味の「萌(キ)」
だと言われている(諸説あり)。
すすき」は「芒」とも書く。
・別名 「尾花(おばな)」
花穂が獣の尾に似ていることから。
「茅(かや)」。
民家の茅葺き屋根は、この薄などの
茎や葉を用いて葺(ふ)いた屋根。
・9月7日の誕生花(薄)
・花言葉は「心が通じる」(薄)
・「秋の野の 美草(みくさ)刈りふき 宿れりし
宇治の京(みやこ)の 仮いおし思ほゆ」
(美草=薄) (額田王、万葉集)
「人皆は 萩を秋といふ よし我は
尾花が末(うれ)を 秋とは言はむ」
万葉集
「狐火の 燃(もえ)つくばかり
枯尾花(かれおばな)」 与謝蕪村
「山は暮れて 野は黄昏(たそがれ)の
芒(すすき)かな」 与謝蕪村
(季節の花300より)