人生日訓(387)
「世に道を求むる者あるは幸なり」
法句経にでる言葉。よに父母あるの幸福を述べたに続いての
一句である。恐らく釈迦が、静かに、この広い世間を眺められ
たとき、世知辛いこの世を過ごすために、誰も彼も、その日の
死活のためにがつがつ、営々として騒ぎまわっている者の多
いこの世の中にも、何人かは名利を忘れ衣食のことに貧着
なく、ひたすらに人間としての修行にに励んでいるような風
変りの人々の尊い姿が目に入ったのであろう。そうした人間
が、この地上に、自分の仲間に、何人かいることの実証に心
強く感じられたときの言葉であろう。今日でいって、文化人
のこと、学者、芸術家のことであろう。人気も出ず、人気のこ
となどに心を奪われずにひたすら、人類文化の口上の為に
、精神的な仕事、あるいは、世間の人々の救援のために、不
幸な人々を慰めるために、一身一生を捧げている人の存在
するということは、全くありがたいことであり、自信の持て
ることであったろう。
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6月から咲く花「珊瑚樹 (さんごじゅ)」
開花時期は、 6/15 ~ 6/末頃。 ・真夏の7月から8月頃に 赤い実をつける。 ・丸く多数密生した赤い実を 「サンゴ」に見立てて 名づけられた。 ・葉っぱは虫に食われて 穴があいていることが多い。 虫にはおいしい葉なのかな?
(季節の花300より)