旭村から山口へ至る山越えの道の一の坂に「国堺の碑」がある。防州、長州二州の境だ。
この先萩往還最大の難所・一の坂の四十二の曲がりが待っている。街道は急な坂道になり標高差160mを一気に下る。
その折り返しは四十以上。「ここは一の坂の四十二の曲がり、下りて下され旦那様」。大雪の時には牛馬で行くことも出来ず、ここを上り降りする駕籠は駕籠かきも乗り手も楽ではなかった。
5月の最後の花「立ち葵」
開花時期は、 5/25頃~ 8/ 末頃。
・小アジア、中国の原産。日本へは古くに
薬用として渡来した。
唐の代以前は、蜀葵(しょくき)の名前で
一番の名花とされた。
日本では、平安時代は「唐葵」と呼ばれたが
江戸時代に今の「立葵」になった。
・人の背丈以上になり、ぐんぐん伸びる。
でも強風には弱いようです。
・「葵」とはふつうこの「立葵」のことを
指すらしい(葉がどんどん太陽の方に向かう
のところから「あうひ」(仰日)の意)。
ただし、京都で毎年5月15日に行われる
「葵祭り(あおいまつり)」の「葵」は
この立葵ではなくて、江戸徳川家の紋所
として知られる「双葉葵(ふたばあおい)」
という名の草です。 (季節の花300より)