季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「珊瑚花 (さんごばな)」

2018-09-30 04:57:43 | 暮らし
名言名句(390)

「井の中の蛙大海を知らず」『荘 子』

ことごとに自分を自慢したがる人に「井の中の蛙」が少なくありません。

上役に、こういうタイプの人がいたとしたら部下は大変です。部下を抑

えて行かねばならない立場の人が自惚れが強いと、反感を買いやすい物

です。「なんだ、こんな人間は軽蔑に価するだけだ」と、あざけりを受

けることにもなりかねません。上に立つ者、すべからく広い視野をもち

たいものです。

『荘子』は、中国戦国中期の宋の思想家宋周(前365-前290)の著書です

が、ひとりよがりの狭い視野に立たないで、広い世界に眼を向けよう、

というこの言葉は、どんな場合にも必要な心構えです。

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9月に咲いている花「珊瑚花 (さんごばな)」

ブラジル原産。
 江戸末期に渡来。
・夏から秋にかけて
 ピンク色の細長い花が
 噴水のような形で咲く。
 海にある「珊瑚(さんご)」を
 イメージした名前だと思われる。


(季節の花300より)



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季節の花「サルビア」

2018-09-29 04:35:16 | 暮らし
名言名句(398)

「憎きもの、いそぐ事ある折に、長言(ちょうげん)

するまらうど」『清少納言』


現代人は、家庭のおいても職場においても、時間不足をたえず嘆いています。

何かにつけて時間に追われっ放しです。「ああ、もっと時間があったならば

な、時間が欲しい」と、ぼやいている働き盛りの人間のいかに多いことで

しょう。時間の貴重なことをわきまえている来客ならば、訪問先の雰囲気を

逸早く察して退座の時機をうまくつかむものですが、そのような気の利いた

人はごくまれです。大抵は急用のある時に限って、長時間居座られます。

こんな時のイライラした気分は、清少納言ならずともゴメンと言いたくなり

ます。

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9月に咲いている花「サルビア」

6月頃から11月頃まで、
 長い間咲き続ける。
 (花が落ちたあとも、
  同じ色の[がく]の部分が
  残るので、
  長く咲いているように見える)
・花の中のほうには蜜があり甘い。

・赤い花の別名
  「緋衣草」(ひごろもそう)。
  「スプレンデンス」
      → 学名から
・青い「サルビア・グアラニチカ」
 の花は、「ガオーッ」って
 ほえてるような形♪
 (別名:メドーセージ)



(季節の花300より)



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季節の花「サフラン擬(サフランもどき)」

2018-09-28 04:27:49 | 暮らし
名言名句(397)

「もっし生涯の第二版があるなら、私は校正したい」『クレア』

人生も半ばすぎまで生きて来ると、いろんな社会の人間と接するものです。

それぞれの人が、自分の生涯に疑問を抱いていることがわかります。

ほとんどの人間が、自分の人生のやり直しを望んでいます。だから、

「こんど、この世に生まれて来たならば・・・」と、来世への望みを託して

みるのです。このまま生涯を終えてしまうのはかなわない、出来ることなら、

もう一度生まれ変わって、今度こそは悔いのない人生を思う存分送りたい、

と考えるのです。

ジョン・クレア(1793-1864)は、イギリスの代表的な農民詩人で、この

言葉は、『友への手紙』にありますが、生活苦から発狂して精神病院に収容

されたことを思うと、この言葉の内容が一段と深刻味を帯びてきます。詩人

はだからこそ、世の中の汚濁に染まり切らないのです。結局、精神面で敗れ

去ります。

敗れ去らない生涯を、もう一度考えて見たかったのでしょう。

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9月に咲いている花「サフラン擬(サフランもどき)」

熱帯アメリカ地方原産。
・夏、ピンク色の、
 サフランにそっくりの
 花を咲かせる。
 くっきりしていて、
 とてもきれい。
・葉っぱは線形。茎は細い。

・別名
 「カリナタ」 学名から。


(季節の花300より)


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季節の花「サフィニア、ペチュニア」

2018-09-27 04:29:49 | 暮らし
名言名句(396)

「心やさしくなりて見ており何時までも 

鶴一方の脚に立てるを」『大野 とくよ』



「鶴一方の脚に立てるを」という表現は、短歌の心をつかんだ者にのみ

表現できる巧みな技法といえましょう。普段はなかなか心やさしくなる

暇のない現代の暮らしですが、物にふれてやさしさの心を誘われること

がいかに必要なことか、煩雑な日常を送っていると、その重要性がよく

わかります。作者は、昭和19年(1944)、帝国女子専門学校国文科を卒

業し、現在、歌人を中心とした文学集団「じゅうにんのかい」代表であ

り、歌誌『新宴』を主宰して、活発な創作活動を続けています。

ここに掲げた短歌は、第三歌集『シテの唇』におさめられています。


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9月に咲いている花「サフィニア、ペチュニア」

春から秋頃まで咲き続ける。
 雨や暑さに強く、
 梅雨時に発生しやすい植物の病気
 にも強い。
 ガーデニングが初めての人にも
 育てやすいそうだ。
・南アメリカ原産。


・「サフィニア」というのは
 ペチュニアの新品種だが、
 これは1989年にサントリーが
 開発したもの。
 ”サーフ(波)”と”ニア”を
 組み合わせた名前。

・別名
 「衝羽根朝顔」
  (つくばねあさがお)

・5月18日、
 9月25日の誕生花
・花言葉は
 「変化に富む」
 「あなたがそばにいると心が和む」

(季節の花300より)



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季節の花「コリウス」

2018-09-26 04:35:09 | 暮らし
名言名句(395)

「鰯雲人に告ぐべきことならず」『加藤 楸邨』


加藤楸邨(19051993-)は、自分の俳句について「美しい豊かな詩として

ではなく、すぐ隣にいる男の呼びかけとして耳を傾けて頂きたものである」

と述べています。「隣にいる男のよびかけ」という言葉からも、楸邨の作

句の態度がわかりますが、その句の全体像は、人間味のある清新な抒情句で

あるといえるでしょう。「はたとわが妻とゆき逢う秋の暮れ」という句から

も、いま言った特徴が読み取れると思います。鰯雲の季節が来るたびに、

むかし、人に告げることのなかった思いをよみがえらせることも、日々の暮

らしの中における情感を育ててくれることになるでしょう。ほかの雲では、

この句の奥床しさが表現できないとも言えます。

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9月に開いている花「コリウス」

インドネシアのジャワ島原産。
・色鮮やかな葉っぱが特徴。
 とんがった紫色の花とともに
 秋によく見かける。


・別名
 「錦紫蘇(にしきじそ)」
 「金襴紫蘇(きんらんじそ)」

   紫蘇(しそ)に似ていて、
   かつ、葉っぱの色が 
   にぎやかなところから。


・10月15日の誕生花
・花言葉は「健康」

(季節の花300より)



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