季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「栴檀(せんだん)」

2020-05-31 04:37:09 | 暮らし
人生日訓(357)

「先して労せよ」

後楽園
「後楽園」という名をきけば、今の若い人たちはすぐスポーツを思

い、野球を連想するであろうが、実はこの名は江戸時代の水戸藩

邸に付属している名園をさしている。グランドに隣した何万坪の庭

園の名である。水戸は元来、儒教の盛んに学ばれたところなので、

「天下に先んじて憂い、天下に後れて楽しむ」という言葉に基づい

て後楽園と名付けられたのである。社員を先に楽しませいぇ、社長

や幹部は、そのあとでおくれて楽しむのが望ましいのである。

先して労せよ
弟子の子路が政治の要諦をたずねた。孔子は「先して労せよ」と答

えている。口先で店員を使うばかりが店主の本芸ではない。先ず自

分から腰をあげることである。先ずお手本を示すことである。陣頭

指揮であり、率先垂範である。

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5月から咲く花「栴檀(せんだん)」

開花時期は、 5/20 ~ 6/10頃。 ・紫色の小さな花。  花びらは5~6弁。  竹とんぼが  回転しているような姿♪  目立たない。 秋に楕円形の実が  枝一面につき、  落葉後も木に残るさまが  数珠のようであることから  「センダマ」(千珠)  の意で命名された。 ・材は建築用装飾、  家具、木魚、下駄などに  用いられる。 ・漢方では、実、樹皮、根皮が  駆虫に用いられる。 ・”栴檀は双葉より芳し”  の栴檀は  この栴檀のことではなく、  白檀(びゃくだん)という木  のことを指す。  (白檀は別名を栴檀と呼ぶ)  <参考>  ”栴檀は双葉より芳し”  (せんだんは   ふたばよりかんばし)   栴檀(白檀)は発芽したころから   芳香を放つことから、   優れた人物は、   幼いときから他と違って   優れていることを   示すことわざ。 ・「妹(いも)が見し   楝(あふち)の花は   散りぬべし   わが泣く涙   いまだ干(ひ)なくに」   (楝=栴檀)    万葉集    山上憶良    (やまのうえのおくら)  「珠に貫く   楝(あふち)を宅に   植ゑたらば   山ほととぎす   離れず来むかも」   (楝=栴檀)    万葉集    大伴家持

(季節の花300より)



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季節の花「空木(うつぎ)」

2020-05-30 04:47:37 | 暮らし
人生日訓(356)

「自分の運命は自分の行動が決める」

よく世間で「身から出た錆」と言う。「因果応報」ともいう。格別

、仏教でやかましくいう考えである。人間の幸福は必ずしも神

様の手の内にあるものではない。むしろ、自分自身の掌の中

にあるのである。自分が立派な行為をすれば、自然とその種

子が芽を吹き、花を咲かせ、実らせるのである。怠けていては

果報はこない。「果報は寝て待て」ともいうが、それは十万人

に一人の割合の僥倖である。まぐれ当たりである。そんな暇

が有ったら、その間に打つべき手をうっておくがいい。一尺

土を掘り返せば、一升だけ余計に豆の収穫があるそうであ

る。自分の運命は自分の行為で左右するのである。今の自分

の境遇を恨むことはない。「自業自得」である。そこに明日へ

の正しい希望がわき起こっている。
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5月から咲く花「空木(うつぎ)」

開花時期は、 5/20 ~ 6/ 5頃。 ・髄(ずい。茎や根の  中心にある部分)が  空洞になっているので、  「空ろ木(うつろぎ)」  が変化して  「空木」になった。 ・材質は硬く、腐りにくい。  昔から、木くぎや、  神事のときの杵などに使われた。 
・”実”は  「独楽(こま)」のような形♪  やぶがらしの花のあとに似ている。 ・別名  「卯の花」(うのはな)、    卯月(旧暦4月)に    咲くことから。    「うつぎの花」の略とも。  「雪見草」(ゆきみぐさ)。    見た目が雪のよう。 ・5月22日の誕生花(空木) ・花言葉は「謙虚」(空木) ・「ほととぎす   来鳴き響(とよ)もす   卯の花の   共にや来(こ)しと   問はましものを」    万葉集    石上堅魚    (いそのかみのかつお)  「卯の花を   腐(くた)す   霖雨(ながめ)の   水はなに   寄る木積(こづみ)なす   寄らむ児(こ)もがも」    万葉集 大伴家持  「卯の花も   いまだ咲かねば   ほととぎす   佐保の山辺に   来鳴(きな)きとよもす」    万葉集 大伴家持  「神まつる   卯月になれば 卯の花の   憂き言の葉の   数やまさらむ」    金槐和歌集 源実朝  「卯の花を   かざしに関の 晴れ着かな」    河合曽良(かわいそら)  「卯の花や   妹が垣根の はこべ草」    与謝蕪村(よさぶそん)  「押しあうて   又卯の花の 咲きこぼれ」    正岡子規(まさおかしき) ・似ている実へのリンク  薮枯らし(やぶがらし)

(季節の花300より)


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季節の花「ベコニア」

2020-05-29 04:30:21 | 暮らし
人生日訓(355)

「視よ、これはわが母、わが兄弟なり」

イエスが群衆に説教していたとき、彼の母rと兄弟たちが彼にもの

をいおうとして外に立っていた。そこである人がイエスに注意して

、「あなたの母と兄弟とが何か用事で外に立っています」というと、

「自分お母とは、兄弟とは誰のことだ」と言って、手をのばい弟子

たちを指していった時の言葉である。イエスにとっては自分の母

も、自分の兄弟も一人二人に限定されてはいない。深い信仰の

目をもってすれば、自分の弟子たちが、そのまま自分の母であり、

兄弟である。小さい血液のつんがりだけをもって母だ、兄弟だと

いうのは、あまりにも目が狭すぎる。一体、この世の中に、本当の

赤の他人というものがあるであろうか。みんなどこかでつながっ

ているし、この地上に厳しく他人というものをわけることはできない。

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5月から咲く花「ベコニア」

開花時期は、 5/15 ~ 11/末頃。  長い間、咲き続ける。 ・ブラジル原産。 ・いろいろ種類がある。  背が高い  「木立(きだち)ベゴニア」  という種類もある。 ・9月28日の誕生花     (ベゴニア)  9月4日の誕生花     (木立ベゴニア) ・花言葉は  「幸福な日々」     (ベゴニア)  「つりあいが良い」     (木立ベゴニア)

(季節の花300より)


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季節の花「昼顔」

2020-05-28 04:46:35 | 暮らし
人生日訓(354)

「自信の開発」

非行青少年の二条件
専門家の話によると、非行世少年のできるのは大体二つの条件によ

るそうである。愛情の欠如と自信の喪失の二つだそうである。特に、

当人が自信と自分というものの中に何の天分も特技もなく、全く自

信を失ったとき、自暴自棄になり、前途に希望を見失ってしまうので

ある。かくして、やくざ 仲間に落ちこんしまうのである。

既往をとがめず
論語の中に、「既往を咎めず」という言葉があるが、とかく青少年、

店員、社員を育ててゆく上において、大切な教訓の一つだと思う。

神経質な店主によると、一度しくじったことがあると、いつまでも

その店員の過ぎ去った失敗を言いとがめる。これが一番青少年

にとって辛いのである。それに抵抗を感じる。「そうそういつまで

も、過去の失敗をとがめだてをする必要があるのか、一遍、注意

すればいいのだ」と言う風に向かってくるのである。いくども、い

くども、かこの失敗をあぐぇつねられると、いつのまにか、当人は

卑下感を持ってしまう。自分というものの能力に不安を感じて来

る。「そんなに俺という人間は意気地のないものであろうか」と言

う風に、いつのまにか、自信を失ってしまうのである。

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5月から咲く花「昼顔」

開花時期は、 5/15 ~ 10/10頃。 ・名前のとおり、昼間に開花。  夕方にはしぼむ。 ・晩春から秋まで長い間咲き続ける。 ・「昼顔」と「小昼顔」は、  花のサイズは  「昼顔」の方が少し大きく、  葉っぱも「昼顔」の方が  細長いなどの  こまかい違いがあるが、  見分け方が難しいことから  ページの名前は  広く「昼顔」としました。  (小昼顔の写真が   載っているかもしれません) ・薬効   強壮、疲労回復、       糖尿病、利尿 ・薬用部位 全草 ・生薬名 「旋花(せんか)」 ・「打日さつ   宮の瀬川の   容花(かほばな)の   恋ひてか寝らむ   昨夜(きそ)も今宵も」   (容花=昼顔)    万葉集  「高円(たかまど)の   野邊(のべ)の   容花(かほばな)   面影(おもかげ)に   見えつつ妹(いも)は   忘れかねつも」   (容花=昼顔)    万葉集    大伴家持    (おおとものやかもち)

(季節の花300より)


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季節の花「定家葛(ていかかずら)」

2020-05-27 04:31:37 | 暮らし
人生日訓(363)

「ほどこすことの出来るよろこび」

日本人は概して他人にほどこすことを喜ぶ。また、ほどこすこと、

ほどこせることは嬉しいのである。ただ、沢山にあることからほ

どこせると決まってもいない。あってもほどこさぬ人、ほどこせ

ぬ人はいる。幸い手許にゆとりもあり、貰ってくれる相手もある

のは嬉しいことである。

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5月から咲く花「定家葛(ていかかずら)」

開花時期は、 5/15 ~ 9/末頃。  7月頃いったん花は途絶えるが、  その後  新しい枝が伸びてきて  また開花する。 ・スクリュー型の変わった形。 ・おいしそうな香りがする。 ・薬効   解熱 ・薬用部位 葉、茎 ・生薬名 「絡石(らくせき)」 ★謡曲の「定家」に由来する名前。  京都を旅していた僧侶が  夕立にあい、雨宿りで  駆け込んだところが、  昔、歌人の「藤原定家」  (西暦1200年頃の人)が  建てた家だった。  どこからか現れた女性が、  その僧侶を、  葛(つる)のからんだ  「式子内親王(平安時代の、   後白河法皇の第三皇女)」の  墓に案内し、こう語った。  ”藤原定家は式子内親王を   慕い続けていたが、   内親王は49歳で   亡くなってしまい、   定家が式子内親王を想う執心が   葛となって   内親王の墓に   からみついてしまった。   内親王の霊は   葛が墓石にからんで   苦しがっているらしい”  僧侶はそれを聞き、  内親王の成仏を願って  墓の前で読経した。  じつは、先ほどの女性は  式子内親王本人の「霊」で、  僧侶が読経してくれたことで  成仏できて喜んだ。  そして、この、からみついた  「葛」に後年、  「定家葛」の名前がつけられた。 ・「石綱(いわつな)の   またをちかえり   青丹(あおに)よし   奈良の都を また見なむかも」    万葉集

(季節の花300より)




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