季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「十月桜」

2016-11-30 05:01:51 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)


「恵みに気づく習慣①」

私は日々の「小さな習慣」へとけてくれたのは、一冊の本だった。

それはイタリアで一生を終えた一人の修道僧の伝記であったが、

彼は一日のお話Q理に床に就く前に、その日の出来事の中から、

三つの「感謝すべきこと」を手帳に書き記す習慣を実行していたと

言うことであった。かくて、その日以来、私もこの「小さな習慣」

を実行する決心を立てたのであった。


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11月に咲いているじゃな「十月桜」

開花時期は、10/20 ~ 翌 1/10頃。
 (二度咲き→ 3/20 ~ 4/10頃)。
・花弁は八重で、
 白、または、うすピンク色。

・全体のつぼみの3分の1が
 10月頃から咲き、  
 残りの3分の2は春に咲く。
 1年に2回楽しめる。
 春の花のほうが少し大きいらしい。
 秋や冬に、
 「季節はずれに桜が咲いてるな」
 というときは
 この十月桜であることが多い。


・同様に、
 秋から冬にかけて咲く桜が
 「冬桜」。
  (上記「写真集 2」に掲載)
 十月桜と冬桜は似ているが、
 花弁と花びらの数は、
  十月桜は”八重”で、
   花びらは5~18枚 
  冬桜は”一重”で、
   花びらは5枚。
 群馬県藤岡市鬼石(おにし)に
 冬桜の名所がある。

 十月桜も含めて、
 秋から冬にかけて咲く桜のことを
 総称して「冬桜」と
 呼ぶこともあるようだ。


・冬、春ともに、
 葉があるときに咲くことが多い。

・秋冬に咲く「桜」には
 子福桜 もある。



(季節の花300より)



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季節の花「石蕗 (つわぶき)」

2016-11-29 05:08:31 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「はきものを揃える自由②」

便利になると、つい私たちは怠け者になりがちです。楽な方を

選びがちです。そんな世の中で輝くのは、案外、脱いだ履物を

揃える人、椅子を元に戻す人、暗い暗いと不平を言わずに、

自分が立って灯りをつける面倒さを厭わない人なのではない

でしょうか。どうぞ、自由人としてお過ごし下さい。


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11月に咲いている花「石蕗 (つわぶき)」

開花時期は、10/15 ~ 11/末頃。
・葉は蕗(ふき)に似ている。
 名前は”つや”のある葉から
 ”つやぶき”。
 それが変化して
 「つわぶき」になった。
・きれいな黄色の花。

・冬から春にかけて、
 若葉をつみとって
 塩ゆでにするとおいしいらしい。
 葉を火であぶったものは
 腫れ物や湿疹に薬効がある。
・「キャラブキ」や
 九州名産の「佃煮キャラブキ」は、
 このつわぶきの葉っぱで作られる。

・12月28日の誕生花(石蕗)
・花言葉は
 「困難に傷つけられない」(石蕗)


・「ちまちまと した海もちぬ
  石蕗(つわ)の花」
   小林一茶

 「石蕗(つわぶき)の
  日陰は寒し 猫の鼻」
   酒井抱一(さかいほういつ)

 「いくたびか
  時雨(しぐれ)のあめの
  かかりたる
  石蕗の花も つひに終はりぬ」
   斎藤茂吉(さいとうもきち)



(季節の花300より)


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季節の花「パンジー」

2016-11-28 04:30:46 | 暮らし
忘れかけていた大切なもの(渡辺和子著より)

「はきものを揃える自由①」

羽仁もと子が生徒たちに言ったという「あななたちには、はきものを

揃える自由があります」という言葉でした。

「自由」と聞くと「我がまま勝手」「何の拘束もない状態」を思い浮

かべる人もいれば、難解な哲学的定義を考える人もいるでしょう。

「はきものをそろえる自由」は、少なくとも私の意表を突いた「自由」

の表現でした。揃える自由があるということは、揃えないで脱ぎっ放し

にする自由もあるということなのです。使った椅子をそのままにして

おく自由もあれば、元あったように戻してから席を立つ自由もあると

いうこと、同じ仕事を喜んでする自由もあれば、不平不満の心でする

自由もあるのです。

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11月に咲いている花「パンジー」

開花時期は、10/10 ~ 翌 7/10頃。
・ヨーロッパまたはアジア西部原産。
・19世紀以降欧米各国で
 改良が進んでいる。   
 日本へは江戸時代に渡来した。

・菫(すみれ)の園芸品種。
・いろいろな種類がある。
・秋から翌春にかけて長く咲き続け、
 花壇の主役として利用される。
 寒さに強い。
・ポーランドの国花。


・「パンジー」は
 フランス語の「パンセ(考える)」
 という意味で、
 つぼみが下を向く形が、
 人が頭を垂れ物思う姿に
 似ているところから命名。

・パンジーに似た品種に
 「ビオラ」がある。
 花の直径が3~5cm以上のものを
 「パンジー」、
 それより小さいものを
 「ビオラ」と、 
 区分けして呼ぶことがあるそうだ。
 「ビオラ」の名は、
 属名 Viola から。


・別名
 「三色菫」(さんしきすみれ)。
   三色って、黄、紫、黒かな?

・1月9日、2月8日の
 誕生花(パンジー)。
・花言葉は「思慮深い」
    (パンジー)。


(季節の花300より)

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季節の花「山茶花(さざんか)」

2016-11-27 04:19:11 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)


「見えぬもの②」

レントゲンで見え、メスで触れたものは全部。焼き場で灰に

しまいます。しかし、見えなくてもあった者は、焼けること

なく、永遠に生き続けるのです。

「見えぬけれどあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ」

時たま口ずさみ、考えたい金子みすゞの童謡です。


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11月に咲いている花「山茶花(さざんか)」

開花時期は、10/10 ~ 翌 2/10頃。
・花の少ない晩秋から
 初冬にかけて咲き出す。
 長い間咲き、
 正月を過ぎても楽しめる。

・椿(つばき)の
 漢名(中国名)の
 「山茶花」が、   
 いつの頃からか
 このサザンカの名前として
 間違って定着した。
 読みは「山茶花(さんさか)」
   →「茶山花(ささんか)」
   →「さざんか」
 というぐあいに変化したらしい。

 上記から、
 「山茶花」の漢字名も
 本当は誤用。
 (どこかで椿とサザンカが
  混同されたのでしょう。
  こういうのって、
  一度定着したら軌道修正は
  ほとんど不可能ですね。
  みんな、その間違ってる方
  を本物と思ってしまうから)


・日本が原産地。
 江戸時代に長崎の出島の
 オランダ商館に来ていた
 医師ツンベルクさんが
 ヨーロッパに持ち帰り、
 西欧で広まった。
 学名も英名もサザンカ
      (Sasanqua)。


・花はとてもよい香り。

・花びらは1枚ずつ散る
 (「薮椿」は花ごと散る)。
 開花時期は、
 薮椿は春になってから、
 山茶花は秋から冬咲き、
 と異なる。
 また、寒椿とは、
 葉っぱも花も開花時期も
 ほぼ同じで
 なかなか見分けがつかないが、
 背丈でおおよそ区別できる。
  → 寒椿
 (ただ、寒椿の中でも
  背の高い「獅子頭」
  などとは 
  なかなか区別しにくいです)


・11月3日、12月4日の
 誕生花(山茶花)
・花言葉は「困難に打ち勝つ、
    ひたむきさ」(山茶花)


・「山茶花を
  雀のこぼす 日和かな」
   正岡子規  

 「山茶花の
  花や葉の上に 散り映えり」
   高浜虚子 


(季節の花300より)


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季節の花「蝦蛄葉サボテン(しゃこばサボテン)」

2016-11-26 04:51:58 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「見えぬもの①」

「青いお空のそこふかく  海の小石のそのように 昼のお星は目にみえぬ

みえぬけれどもあるんだよ みえぬものでもあるんだよ」

これは、金子みすずの「星とたんぽぽ」という童謡の一節です。この節に

続けて、みすゞは、たんぽぽの葉はすがれていても、その見えない根は瓦の

すき間に生きていて、春が来たら、たんぽの花を咲かせるのだ、と謳っている。

「みえぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ」と、昼間の星に

ついて断言し、瓦のすき間のたんぽぽの根について語るこの童謡は、見るもの

にばかり心を奪われている私たち一人ひとりに”忘れもの”を思い出させてくれ

ます。

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11月に咲いている花「蝦蛄葉サボテン(しゃこばサボテン)」

開花時期は、11/10 ~ 翌 1/10頃。
・ブラジル原産。明治時代に渡来。
・茎は四方に垂れ下がる。
・花は茎先に段々に咲く。
 咲き始めが見事。
 色はピンクや赤。

・茎が、海老に似た
 「蝦蛄(しゃこ)」
 (寿司ネタで有名)に
 似ているところから命名された。
 また、ことわざで
 「蝦蛄で鯛を釣る」
 (少ない元手で
  大きな利を得ること)
 というのがある。


・別名
 「クリスマスカクタス」
   クリスマスの頃に咲く
   サボテン、の意。

・デンマークで品種改良された
 「デンマークカクタス」も
 花屋さんでよく見かける。
 これも蝦蛄葉サボテンの一種。
 (というか、
  「蝦蛄葉サボテン」と
  「デンマークカクタス」は
  違いがなかなかわからない♪)

・「蟹葉(かにば)サボテン」
 というのも
 蝦蛄葉サボテンに似ているが、
 「蟹葉サボテン」は
 茎部分にはトゲトゲがなく、
 開花時期は2~3月頃で
 「蝦蛄葉」より遅いので
 両者区別できる。



(季節の花300より)



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