季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「烏瓜(からすうり)

2015-11-30 04:13:31 | 暮らし
愛と励ましの言葉(渡辺和子著より)

「人間としてどう生きるか」

「どうしてお前はそんなに馬鹿なことをしたのか」

「お前としたことが」と自分をなじったりすること

がたくさんあります。その時、一人ひとり自分の

かたわらに立って、自分を優しい目で上げるとなる

と、先ず顔が優しくなります。そして、心も優しく

なるみたいです。


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11月に実る果樹「烏瓜(からすうり)

つる性植物。
・夏の夜に花が咲く。
 (翌日の日中にも、
  一部咲き残る)。
 レース飾りのある
 白いきれいな花。
 白い花のネット状の模様は
 雄花と雌花を結ぶ蛾(ガ)の
 標識になる。


・実を、烏が好んで
 食べることから「烏瓜」。

・秋に、縦長の実ができる。
 最初は緑色で縦じまがあり、
 緑 → だいだい色 → 赤
 と色が変わっていく。
 実が赤くならずに
 黄色くなるものもある。
 こちらは
 「黄烏瓜(きからすうり)」
 という。
 (なかなか見分けがつかない。
  ここではまとめて
  「烏瓜」ページとしました)

・葉のふちは浅く切れ込む。
 (「烏瓜」の葉っぱはざらざら、
  「黄烏瓜」の
   葉っぱはすべすべ)。

・別名
 「玉章、玉梓(たまずさ)」
 「狐の枕(きつねのまくら)」


(季節の花300より)


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季節の花「柿」

2015-11-29 03:59:04 | 暮らし
愛と励ましの言葉(渡辺和子著より)

「美しい人に

他人の評価によって上がりもせず

下がりもしない自分の姿を見極め、

その自分を一歩一歩、なるべき

自分の姿、つまり理想像に近づけて

行くことこそ、人間一生の間の課題

なのです。


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11月に実る果樹「柿」

秋の果物。
 甘柿(富有、次郎、
    江戸一、御所等)、
 渋柿(西条、平核無等)
 がある。
 実の表面に黒い斑点が
 ポツポツあるものは
 どちらかというと
 「甘い」そうだ。

・春の新緑若葉は
 とてもすばらしい色で、
 林の中でよく目立つ。
・葉は”柿の葉のお茶”
 としても使われる。


・花はあまり目立たない。
 5月頃に咲く。
 花は終わりかけになると
 ボトボトッと
 音をたてて地面にどんどん落ちる。
 その場に居合わせると壮観。

 時期はだいたい
 5月下旬から6月初め頃。
 梅雨の前。
 「柿花落」は
 その頃の季語だったと思う。

 この、花が落っこちてくるようすは
 青桐も同じ。


・秋に紅葉する「赤」い葉と
 「黄」色の実から、
 「赤黄」→ 「あかき」
   → 「かき」になった、
 という説がある(名前の由来)。


・「桃  栗 3年、

  柿8年、梅は酸い酸い13年、 

  柚子は大馬鹿18年、

  林檎ニコニコ25年」。

 実を結ぶ時期のこと。
 何事も、時期が来なくてはできない
 というたとえ。
 ただし柿は鉢作りなら
 3~4年くらいで結実するらしい。


・英語では
 「パーシモン(persimmon)」。
 ゴルフのクラブの
 ヘッドの材料として
 柿の木が使われた時期があった。
 (パーシモンヘッド)。
 柿の木の前には
 「ブナの木」が使われていた。


・劇場が新築されてから
 初めて行われる劇のことを
 「柿落とし(こけらおとし)」
 という。

 この場合の「柿」の字は、
 右側の「市」の部分の縦棒が
 上から下まで突き抜けている字で、
 「こけら」と読み、
 「材木のけずりくず」などを
 意味する。   
 新築、改築工事の最後に
 足組みなどの
 柿(こけら:
   材木のけずりくず)を
 払い落としたところから。


・「柿食へば
  鐘が鳴るなり 法隆寺」
   正岡子規

 「柿食ふや
  遠くかなしき 母の顔」
   石田波郷

 「おりたちて
  今朝の寒さを 驚きぬ
  露しとしとと 柿の落葉深く」
   伊藤左千夫

(季節の花300より)


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季節の花「楓(かえで)」

2015-11-28 03:54:37 | 暮らし
愛と励ましの言葉(渡辺和子著より)

「人間としてどう生きるか」

人間の講堂というものはその人の自己概念に

基づいて起こされます。だから、その人の

行動を変えるためには、その人の自己概念


から変えていかないといけないわけです。


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11月に紅葉する樹木「楓(かえで)」

秋の紅葉(こうよう)が
 すばらしい。
・300種もの園芸品種が
 江戸時代から作り出されている。

・楓(かえで)と
 紅葉(もみじ)は
 植物分類上は同じだが、 
 楓のなかで特に
 紅葉の美しい種類を
 「もみじ」と呼ぶ説がある。
 また、盆栽や造園業の世界では、
 葉の切れ込みの数、
 切れ込み具合によって
 両者を呼び分けているらしい。

 かえで
  → 葉の切れ込み(谷)が浅い
 もみじ
  → 葉の切れ込み(谷)が深い

 英語では
 「かえで」「もみじ」とも
 「メープル」と呼び、 
 カナダ産の「かえで」の
 樹液からとったものに
 「メープルシロップ」がある。


・楓科の代表種は
 「イロハ紅葉(もみじ)」。

・葉っぱの数は5枚または7枚。
 観察していると、
 新枝の先端近くの葉っぱは5枚、
 のようです(他は7枚)。

・楓(かえで)の語源は
 「蛙手(かえるで)」
 から転じた。
 水かきのように切れ込みの
 浅い葉のものを楓という。

・紅葉(もみじ)の語源は、
 秋に赤や黄に変わる様子を
 昔、「紅葉づ(もみづ)」
 といったことにもとづく。
 (色が揉み出ず(もみいず)、
  からきたとの説も)。
 なお、「イロハ紅葉」の名は、
 掌状に5~7裂する葉の先を
 「いろはにほへと」と
 数えたことから。

            ↑ 上へ


★葉っぱが色づくわけ
 <要約>
  秋になり日光が弱くなり、
  気温が低くなると
  (朝の最低気温が5℃前後)、
  葉っぱのつけねのところに
  壁ができてきて、 
  葉っぱから枝の方に
  養分が流れなくなり、
  そのため
  赤や黄色に変わっていく。


 <こまかい説明>
  木々は冬に近づくと、
  葉を落とす準備のために
  葉と枝との間に
  しきり(離層)を作り、
  そのため、   
  葉っぱのところで
  光合成でできた糖分は
  枝に回らずに  
  葉の中にたまっていく。

  一方、気温が低くなると
  葉の緑色の色素
  (クロロフィル)
  が壊れてきて、
  その下に隠れていた
  黄色の色素
  (カロチノイド)が
  表面に出てくる。 
  公孫樹(いちょう)などが
  この種類に該当する。 

  また、
  葉に取り残された糖分は
  赤色の色素(アントシアン)
  に変わっていき、
  それが目立つのが
  この楓やモミジなどの
  種類である。

  公孫樹(いちょう)など
    緑(クロロフィル)
     → 黄(カロチノイド)
  カエデ、モミジなど
    緑(クロロフィル)
     → 赤(アントシアン)

  カエデ、モミジは、
  葉にできた糖分が多いほど
  葉っぱは 
  真っ赤に染まるらしいので、
  日中は暖かく
  夜冷えるような日が
  続いた場合は、
  そのあと
  真っ赤な紅葉が楽しめる。



・秋深くなると「紅葉狩り」。
 秋の風流♪
・広島県の県花、県の木(もみじ)
    → もみじまんじゅう
 山梨県の県の木(楓)

・もみじは「椛」、
 かえでは「槭」とも書く。

・「紅葉に鹿」
 紅葉に鹿を配した豪華な図柄
 → とりあわせの良いものの
   たとえ。
   他に「梅に鶯(うぐいす)」
     「獅子に牡丹」


・紅枝垂(べにしだれ)の葉っぱは、
 秋ではなく、春に色づく。


            ↑ 上へ

・「子持山(こもちやま)
  若かへるでの
  黄葉(もみ)つまで
  寝もと吾(わ)は思(も)ふ 
  汝(な)は何(あ)どか
  思(も)ふ」
   万葉集 

 「見わたせば
  花も紅葉も なかりけり
  浦のとまやの 秋の夕ぐれ」
   藤原定家 

 「奥山に
  紅葉ふみわけ 鳴く鹿の
  声きく時ぞ 秋はかなしき」
   古今集
   猿丸太夫(さるまるだゆう)
   百人一首(05)

 「このたびは
  幣(ぬさ)も取りあへず
  手向山
  紅葉(もみじ)の錦
  神のまにまに」
   古今集
   菅家(かんけ)
   百人一首(24)

 「山川に
  風のかけたる しがらみは
  流れもあへぬ
  紅葉(もみじ)なりけり」
   古今集
   春道列樹
   (はるみちのつらき)
   百人一首(32)

 「小倉山
  峰のもみじ葉 心あらば
  今ひとたびの
  みゆき待たなむ」
   拾遺集
   貞信公(ていしんこう)
   百人一首(26)

 「嵐吹く
  三室の山の もみぢ葉は
  龍田(たつた)の川の
  錦なりけり」
   後拾遺集
   能因法師
   (のういんほうし)
   百人一首(69)

 「薄霧の
  立ち舞ふ山の もみぢ葉は
  さやかならねど
  それと見えけり」
   新古今和歌集
   高倉院御歌 

 「もみじ葉は
  道もなきまで 散りしきぬ
  わが宿を訪ふ
  人しなければ」
   金槐和歌集 源実朝

 「色付くや
  豆腐に落ちて 薄紅葉」
   松尾芭蕉


(季節の花300より)



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季節の花「公孫樹 (いちょう)」

2015-11-27 03:41:39 | 暮らし
愛と励ましの言葉(渡辺和子著より)


「愛をつかむ

「私」以外もものを見つめていることに

嫉妬することなく、その人の世界の広がりを

共に喜ぶことができるためには、信じる

という英雄的行為が必要となって来る。

信頼のない愛は長続きすることができない。

愛は信じ合っている時、美しい。


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11月に紅葉する樹木「公孫樹 (いちょう)」
公孫樹(いちょう)科。
・学名
  Ginkgo biloba
   Ginkgo : イチョウ属
   biloba : 二浅裂の

 Ginkgo は、
 日本名「銀杏(ぎんなん)」の
 音読みの”ギンキョウ”が
 もとになっており、 
 さらに”ギンキョウ”のつづり
 「Ginkjo」を「Ginkgo」と 
 誤植したことで、
 今の属名「Ginkgo」になった。
 学名 G へ


・黄色の紅葉がきれい。
 葉っぱは扇形で切れ込みがある。
・”イチョウ並木”
・中国原産。昔、留学僧が
 持ち帰って広まったらしい。

・「公」は祖父の尊称。
 祖父がタネをまいても、
 実がなるのは
 孫の代になることから「公孫樹」。

・「銀杏」とも書く。
 「銀杏」は唐音で
 「インキャウ」と読み、
 それが「イキャウ」となり
 しだいに「イチョウ」になった。


・雌株には実がなる。
 種子の中身はいわゆる
 「ぎんなん」で、食べられる。
 中国料理では炒め物やデザートに、
 日本では煎ったり
 茶碗蒸しの具にして食べる。

・東京都、神奈川県、
 大阪府の県の木(公孫樹)



・「金色の
  ちひさき鳥の かたちして
  銀杏散るなり 夕日の岡に」
   与謝野晶子
   (よさのあきこ)

(季節の花300より)


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季節の花「ポインセチア」

2015-11-26 04:40:52 | 暮らし
愛と励ましの言葉(渡辺和子著より)


「愛されることは許されること」

「呼ばれた」がゆえに、そこに赴く、それが私たちの

生活だと思っています。そして置かれたところで、

咲いていることが大切なのです。

神様が植えて下さったところで、自分がその「お召」

に相応しいかった否かは、一生の終わりにしか

わからないことだと思うのです。


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11月に咲く花「ポインセチア」

11月から12月頃
 よく見かける。まっ赤。
 (ほんとうは
  まんなかの黄色い部分が花)。
 なんとなく
 ”クリスマス近し”という感じ。
 赤と緑の組み合わせがいい。

・アメリカの駐メキシコ大使の
 ポインセット氏が
 メキシコで発見し、
 アメリカ帰国後に紹介して
 広まったことから
 「ポインセチア」になった。
・マダガスカルの国花。


・別名
 「猩猩木」(しょうじょうぼく)

  ”猩猩”は中国の想像上の怪獣で
   猿のような顔をもち、
   毛は紅色。
   赤い花なので
   この猩猩にたとえられたと
   思われる。
   (猩猩=オランウータン、
          の説あり)

・12月22日の
 誕生花(ポインセチア)
・花言葉は
 「聖なる願い」(ポインセチア)



(季節の花300より)


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