季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「権萃 (ごんずい)」

2013-11-30 05:11:23 | インポート

一日一言

篠(しの)を束ねる

細くて群がり生える篠竹を束ねた

ように雨が降ると言う意味で、雨が

強く降る様子をたとえて言う場合に

用いる。

★夏の夕立は、まるで篠を束ねるような

勢いで降り去った。

類語:篠を突く


11月に実をつける樹木「権萃 (ごんずい)」

・樹皮には縦に
 不規則な白い模様がある。
・秋に紅色の袋の中から
 黒い実が現れる。

・材としては
 用途がないところから、
 同様に役に立たない魚とされる、
 「権瑞(ごんずい)」に
 なぞらえた。
 (名前の由来)

・関東地方以西の山地に自生する。

・別名
 「狐の茶袋
  (きつねのちゃぶくろ)」
   実の形から。

 「黒臭木(くろくさぎ)」
   臭気から。
(季節の花300より)

権萃 (ごんずい)の実




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季節の花「梔子(くちなし)」

2013-11-29 05:09:34 | インポート

一日一言

四の五の言う

あれこれと面倒な文句を言い立てるという

意味で、一般には、くどくどと文句を言う人

に対して、後に禁止の助詞「な」を付けて、

「余りつまらぬことを言うな」と言う意味に用

いる場合が多い。

★親方は弟子に向かって「下手な言い訳を

四の五の言うな」と怒鳴り付けた。


11月に実を漬ける樹木「梔子(くちなし)」

開花時期は、 6/15 ~ 7/末頃。
 一重ものは早咲きで
 八重ものはやや遅咲き。
・いい香り。
 遠くからでも香ってくる。


・実(み)はオレンジ色で、
 薬用、染料になる。
 無毒なので、布以外にも、
 きんとん、たくあんなどの
 着色料にもなる。

・八重咲きものは実がならないが
 一重咲きものは実がなる。
・実の口が開かないところから
 ”口無し”の名になった。
 また、実にある突起部分を
 くちばしに見立てた、
 「クチハシ」からの変化、
 という説もある。
・「梔子」の漢字は漢名に由来。


・「小梔子(こくちなし)」は
 八重で
 「梔子」より少し小型。
 形はほぼ同じ。

・5月6日、7月2日の誕生花
・花言葉は「洗練、優雅」
     「喜びを運ぶ」

・別名「せんぷく」


・「口なしの
  淋しう咲けり 水のうへ」
   松岡青蘿(まつおかせいら)

 「薄月夜
  花くちなしの 匂いけり」
   正岡子規

 「山梔子(くちなし)や
  築地の崩れ 咲きかくし」
   堀麦水(ほりばくすい)
(季節の花300より)

 

梔子の実



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季節の花「臭木(くさぎ)」

2013-11-28 04:44:26 | インポート

一日一言

鎬(しのぎ)を削る

刃の背に沿って小高くなっている所を

「鎬」というが、互いの刀の鎬が触れ合

って削れるほどに感ずると言う意味から

激しく斬り合う、転じて、負けず劣らずの

激しい競争をすることをたとえて言うのに

用いる。

★二人は学生時代から陸上選手で、互いに

鎬を削って競い合ってきた。


11月に身を漬ける樹木「臭木(くさぎ)」

開花時期は、 7/25 ~ 8/末頃。
・木や葉の薬品臭から
 臭木の名がついたが、  
 花自体はとっても甘い香り。

・実は瑠璃色でよく目立つ。
 秋に実る。
 鳥の好物らしく、
 鳥がよく来る木の実は
 すぐなくなってしまう。
 (青く丸いのは「タネ」らしい)
(季節の花300より)

 

臭木の実


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季節の花「枸杞 (くこ)」

2013-11-27 05:27:49 | インポート

一日一言

地の色

布や紙などに描かれた模様の下の

生地の色と言う意味から転じて、手

を加えない自然の状態の素材の色

を表す場合うに用いる。

★やはり良い着物の地の色は、色褪

せることなく光沢がある。


11月に実をつけている樹木「枸杞 (くこ)」

・夏から秋にかけて紫色の花が咲き、
 そのあとで赤い柔らかい実がなり
 食べられる。
 (実の赤い色は、干しても
  なかなか色落ちしない)
 この実を酒や焼酎に漬けて
 「クコ酒」にする。


・根の皮は解熱や強壮薬にもなる。
 根は、
 「地骨皮」という漢方薬になる。
 中国と日本では古くは
 「沼美久須利(ぬみくすり)」と
 呼ばれるほど薬として有名で、
 栽培も盛んだった。

・枝にはとげあり。
 とげが多いところから
 生垣としても植えられる。

・中国名「枸杞」の
 音読みが「くこ」。
(季節の花300より)

 

クコの実




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季節の花「烏瓜(からすうり)」

2013-11-26 03:38:44 | インポート

一日一言

死人に口なし

死んでしまった人は口を利くことが出来ない

と言う意味から、死んだ人を証人にしょうとし

ても不可のだと言う事をたとえて言う場合に

用いる。また、死んだ人に無実の罪を着せる

ことをたとえて言う場合にも用いる。

★この事件の容疑者が自殺しては、死人に

口なしで、事件も迷宮入りとなるであろう。


11月に実を漬ける樹木「烏瓜(からすうり)」

・つる性植物。
・夏の夜に花が咲く。
 (翌日の日中にも、
  一部咲き残る)。
 レース飾りのある
 白いきれいな花。
 白い花のネット状の模様は
 雄花と雌花を結ぶ蛾(ガ)の
 標識になる。


・実を、烏が好んで
 食べることから「烏瓜」。

・秋に、縦長の実ができる。
 最初は緑色で縦じまがあり、
 緑 → だいだい色 → 赤
 と色が変わっていく。
 実が赤くならずに
 黄色くなるものもある。
 こちらは
 「黄烏瓜(きからすうり)」
 という。
 (なかなか見分けがつかない。
  ここではまとめて
  「烏瓜」ページとしました)

・葉のふちは浅く切れ込む。
 (「烏瓜」の葉っぱはざらざら、
  「黄烏瓜」の
   葉っぱはすべすべ)。

・別名
 「玉章、玉梓(たまずさ)」
 「狐の枕(きつねのまくら)」
(季節の花300より)

烏瓜の実



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