人生日訓(560)
「其道を以てせざればこれを得るも処(お)らず」
いわば、孔子の経済倫理を説いた一句というべきで、今日の社会にもそのまま
当てはまると思う。自分だけが儲かりさえすればいい、世間や社会や人民がど
うなろうと、どんあ迷惑をかけようとかまわぬというような、反社会的な経済
行動は許されないのである。今日、最も進んだアメリカあたりの経営理念を聞
いてみると、「利益の社会的還元」ということを言っている。昔流の術語で言
って見れば、「仁」であり、道である。こうであってこそ、その富貴も長続き
もし、自他を傷つけることがない。とかく今日は万事が商業主義に走り、ただ
ただ利潤追求に焦っているようだが、こんなことではその文化性、倫理性をぶ
ち壊してしまうであろう。
今年の大晦日に当たり、この一年ご厚誼を頂いたことに心よりお礼を申し上げます。皆さま良いお年をお迎えください。
来年も何卒よろしくお願いいたします。
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12月に実をつけている果樹「柚子(ゆず)」
中国原産。 ・柑橘類の中で最も耐寒性がある。 ・5月頃に花が咲き、 6~7月頃に実ができる。 実の表面はゴツゴツ。 秋頃に黄色くなる。 ・「柚酸」とも書く。 ・餅粉、砂糖などを使ったお菓子に 「柚餅子(ゆべし)」がある。 「ゆずゆべし」のほか、 「くるみゆべし」などもある。 ・薬効 肩こり、冷え性、腰痛 ・薬用部位 実(入浴剤、ゆず湯) ■冬至いろいろ 冬至(12月22日頃。 一年で昼間が最も短い日) 1.ゆず湯 冬至の日には 柚子の実をお風呂に入れます (柚子湯(ゆずゆ))。 <参考> 菖蒲湯(しょうぶゆ) 菖蒲(5月) 「冬至に柚子湯」の由来は、 冬至(とうじ) →「湯治(とうじ)」 (お湯に入る) 柚子(ゆず) →「融通(ゆうづう)」 ”お湯に入って健康になって 融通よく暮らそう”、 とのこと。 また、 柚子自体にも効能があって、 柚子湯に入ると 風邪をひきにくくなり、 皮膚も強くなるらしい。 2.かぼちゃ 冬至の日には、 かぼちゃを食べると 厄除けになるとの 言い伝えもある。 3.「ん」のつく食べ物 冬至の日には、 「ん」が2つつく食べ物を 食べると 病気にかかりにくくなる ともいわれている。
(季節の花300より)