季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「壇香梅 (だんこうばい)」

2018-02-28 04:40:11 | 暮らし
名言名句(165)

「過てば則ち改むるに憚(はばか)ることなかれ」『論語・学而篇』


『論語』のなかでは、過ちについて様々に論じています。

過ちを犯そうと思って犯すひとはいません。

犯さないことが原則ですが、人間のやることは、なぜだか

過ちは付いて回ります。免れ難いものでもあるのです。

それに、過ちを犯すと、人間の癖として、過ちを隠したがり

ます。目をつぶって逃れようとします。それではいけない、

と孔子は言うのです。過ちにを犯したことに気づいたならば、

すぐに改めることにしなさい、ためらいなさんな、と教えて

います。このことは、元々は君子になるための要件を述べた

うちの一つですが、人間らしい人間いなるための言葉として

理解すると、もっと身近に受け止めることが出来ます。


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2月に咲いている花「壇香梅 (だんこうばい)」

3月頃、黄色の花をつける。
・名前がなんとなく
 奥ゆかしくていい♪
 語源は 白檀 を参考。
・秋には葉っぱは真黄色になる。

・別名
 「鬱金花(うこんばな)」
   黄色の花にちなむ。

(季節の花300より)


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季節の花「節分草」

2018-02-27 04:33:58 | 暮らし
名言名句(164)

「徳は孤ならず、必ず隣あり」『論語・里仁篇』


徳のある人間はひとりっきりということはなく、必ずその人を理解し、

助けてくれる人がいるものである、ということです。

身の回りを見ても、人徳のある人は、自ら望まなくても、周囲から心の

こもった支援を受けています。徳は、望んでも、身に付けることは出来

ません。もって生まれた生得のものがあるようです。そのことを分かっ

ていながらも、なおかつ、人は、心の底で、徳を身に付けたい願って

いるものです。このように、徳は得なり、ともいわれ、個人が身に付け

ている豊かな人柄のことです。

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2月に咲いている花「節分草」

2月頃に咲く山野草。
 節分の頃から咲き始めるので
 この名前になったと思われるが、
 東京では少しあとの
 2月中旬頃から
 開花することが多い。
・白い小さな5弁花。

・石灰岩地で多く咲くらしい。
 関東だと、秩父の武甲山あたり。

・片栗と同じように、
 林の中が明るい(木々の葉っぱが
 まだ茂っていない)春の短期間
 にだけ姿をあらわす「春植物」♪
 花のあとで実をつけ、
 4~5月頃には
 地下部を残して
 地上からは姿を消す。



★<節分の豆まきの由来、その他>
    節分=2月3日

 平安時代の宇多天皇の頃、
 京の都に乱入しようとした
 「鞍馬山の鬼神」を、
 三石三斗の豆を煎って投げて、
 目をつぶして追い払った
 という話があった。
 このことから、
 家中の厄を払い
 福を呼び入れるために
 豆まきをするという風習が
 広まった。
 (豆は、ふつう大豆を使う)


「鬼は外♪ 福は内♪」

 ・「年の数だけまいて食べる」
      という風習もある。

 ・豆のかわりに、
  カラつきのピーナッツを投げて
  投げ終わったら
  カラをむいて食べる、
  という方法もある(汚れない)。

 ・節分(2月3日)の日の夜に、
  「恵方(えほう:その年の
   めでたい方向のこと。
   年神様(としがみさま)
   または
   歳徳神(としとくじん)の
   つかさどる方角)」
  の方角に向かって
  太巻き寿司を食べると、
  福を呼べるらしい。
  ”恵方巻き(えほうまき)”
  ”恵方寿司(えほうずし)”
  (巻き寿司 → 福を巻き込む)

 ・柊(ひいらぎ)の枝、

  扉(とべら)の枝、

  の風習もある。


 ちなみに
 「立春(りっしゅん)」は
 節分の翌日(2月4日)♪

(季節の花300より)




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季節の花「スノードロップ」

2018-02-26 05:27:14 | 暮らし
名言名句(163)

「人間は考える葦である」『パスカル』

擬人化で葦を人間に見立てていますが、川辺のあの何でもない葦が

このように持ち上げられるのは、植物の中でもあまり陽の目を見ない

葦にとっては光栄ともいえることでしょうが、それにしても、なぜ、

葦なのでしょうか。この言葉を無意識に使っている例をしばしば耳に

しますが、人間が思考能力を持った動物であるということで、観念的

な理解のみで使っているようです。

「パスカル」(1623-62)は17世紀もフランスの哲学者、物理学者

で、この言葉は、その著「パンセ」の中にあります。

パスカルは、「人間は一本の葦にしかすぎず、自然の中でももっとも

弱いものである。しかし、人間は考える葦である」といいます。

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2月に咲いている花「スノードロップ」

ヨーロッパ地方原産。
・早春の頃、
 変わった形の花が咲く。
 3枚の白い花弁と
 真ん中に緑色の芯。
・球根草。

・アダムとイブの2人が
 楽園を追い出されて 
 困っていたとき、
 降ってきた雪を、天使が
 このスノードロップの花に
 変えたらしい。 
 「スノードロップ」
   =「雪のしずく」

・1月16日の誕生花。
・花言葉は
 「希望、慰め、楽しい予告」

・別名
 「待雪草(まつゆきそう)」
 「雪の花(ゆきのはな)」
 「ガランサス」



(季節の花300より)


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季節の花「ストック」

2018-02-25 04:20:41 | 暮らし
名言名句(162)

「人をさばくな」『新約聖書・マタイ伝』

人の欠点をあれこれ取沙汰するものではない、ということです。

もっとも、本来の意味はもっと奥深いものがありますが、名言

とか金言を単純いとらえて見るのも、物事の真理に近づく一方法

ともいえるでしょう。なぜ、キリストは、人をさばくな、と言っ

たのでしょうか。それは、自分がさばかれないためです。

他人をさばこうとすると、逆に、自分がさばかれることになるから

です。他人の欠点とか癖とかを批判することは、自分でも気付かな

かった欠点とか癖を再認識することになります。刃先を他人の喉に

突き付けているつもりが、逆に、自分の喉を掻き切ると言った事態

を生じかねないとも限りません。人の欠点とか我慢しかねる癖は、

自分の欠点などを映し出してくれる鏡の役目を果たしてくれるもの

でもあります。

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2月に咲いている花「ストック」

春の南房総で
 たくさん見かける。
 2月、3月が
 切り花出荷のピークらしい。
・地中海地方原産。
 ギリシャ時代から栽培。
 古代ギリシャやローマ時代では
 薬草として利用されていた。

・「ストック」は英語名で
 「幹」や「茎」を意味し、
 しっかりした茎を持つことに
 由来する。
 (そういえばスキーにも
  「ストック」がある♪)

・別名
 「紫羅欄花(あらせいとう)」
   葉が、
   ラセイタ
   (毛織物の一種(raxa))。
    ポルトガル語
    ではラセイタと呼ぶ)
   に似ており、
   そこから「葉ラセイタ」
      →「アラセイタ」
      →「アラセイトウ」
   に変化した。


・1月25日、2月24日、
 12月21日の誕生花
・花言葉は
 「未来を見つめる、
  努力、思いやり」


(季節の花300より)




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季節の花「サイネリア」

2018-02-24 04:32:08 | 暮らし
名言名句(161)

「天網恢恢(てんもうかいかい)疎(そ)にして漏らさず」『老子』

天の張りめぐらした法の網目はあらっぽようであるけれども、

悪事に対しては、必ず報いがあるものだ、ということを言い

ます。この程度の事なら、大したことはない、ちょっとぐらい

ならいいだろうと思って悪事に手を染めると、どこかでその

行為を見張っている目があって、手厳しい報復を受けるもの

です。何事にも正々堂々と対していれば、この言葉も対岸の

火事として笑って見ることが出来ますが、ほんの小さな出来心

であっても、この天網の存在が気になるものです。

凶悪犯人に対して、刑事が「どうだ、ちゃんと証拠が挙がって

いるんだぞ。天網恢恢疎にして漏らさずだ」と叱り行けている

情景など、正にこの言葉がぴったりします。

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2月に咲いている花「サイネリア」

アフリカのモロッコ沖の
 カナリヤ諸島原産。
 明治初期に渡来した。
・12月~4月頃に、
 いろんな色の花が咲く。
・葉はハート形。

・夏越しは難しいとされる。
 暑さに弱いのかな。


・正式な名前は
 「シネラリア」だが、
 花屋さんでは
 「シネラリア」より
 語感の良い
 「サイネリア」の名で
 売られていることが多い。

 また、「サイネリア」と
 同じくくりの品種で
 「セネシオ・シルキー」という
 園芸品種もよく見かける。

  セネシオ・シルキー
  学名 Senecio hybrid


・別名
 「富貴菊(ふうきぎく)」
   蕗(ふき)のような
   葉っぱなところから、
   ふき→ふうき、で
   「富貴」の字が
   あてられたと思われる。

・1月17日、
 12月5日の誕生花
・花言葉は「元気」「常に快活」



(季節の花300より)


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