人生日訓(529)
「長い目で物を見る」
お互いの人生というものは、いって見れば六十年、七十年にわたっ
て長距離レースである以上、やはり最後のゴールインで点がつくの
である。この点、私などここまで長生きして良かったと思う。長生
きをしたればこそ、若い時代の躓きも世間が許してくれ、やりたい
と思ったことも、先ず先ずやり遂げることができた。「あとの雁が
さき」というが、人生のレースはあんまりあわてぬがいい。二、三
の失敗など、あまり気にせぬがいい。長い目で見ると、つまづきも
失敗もみんないい材料に生き反っている。自分も死ぬまでに点数を
稼いでみたいと、選手になったつもりで明日に期待している。
霜月も今日で終わり明日からは慌ただしい師走を迎える、新型コロ
ナウィルス感染が拡大の中、我慢の締めくくりにしたい。
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11月に実のなる樹木「錦木(にしきぎ)」
山野などに生える。 ・古い枝に、 コルク質の翼があるのが特徴。 ・紅葉と、 オレンジ色のタネがいい。 名前は この紅葉からつけられたようだ。 ・花は春咲くがほとんど目立たない。 ・秋に、丸い実ができる。 タネは、だいだい色。 ・別名 「剃刀の木(かみそりのき)」 枝にある翼の形状から。 翼が発達しているのは ぬるでも同じ。
(季節の花300より)