一日一言(58)
自分で経験するまでは、
何事も本物ではない。
多くの人が知っている
「ことわざ」であっても同じことだ。
ジョン・キーツ(詩人)
===============================
10月に咲いている花「吉祥寺草」
淡い紅紫色の花が穂状につく。 花は下から上へと咲き上がっていく。 花びら(花被片)は6枚あり、まくれるように反り返る。 花びらの外側は濃い紅紫色、内側は淡い紅紫色である。 6本の雄しべと1本の雌しべが花の外に突き出している。 花は葉より低いところにつくので、なかなか見つけにくい。葉の特徴根際から生える葉の形は広めの線形である。 ジャノヒゲ(蛇の髭)に似ているが、葉の幅がそれより広く、明るい緑色をしている。実の特徴花の後につく液果(果皮が肉質で液汁が多い実)は赤紫に熟し、動物に食べられて広がる。その他和名の由来は、吉事があると開花するという伝説からきている。 属名の Reineckea はベルリンの園芸家「ライネッケ(H. J. Reinecke)さん」の名からきている。 種小名の carnea は「肉色の」という意味である。
(花図鑑より)