季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「鳳仙花 (ほうせんか)」

2018-07-31 05:32:37 | 暮らし
名言名句(318)

「人は、節目を生きなければならない」『光 秋』

昭和61年の後半において、有名人物の印象的な退陣が二例ありました。

一つは、広島東洋カープの外野手であった山本浩二選手の現役引退であり、

もう一つは、公明党竹入委員長の辞意表明です。まだまだ現役として活躍

できる余力を残しながら選手引退を宣言、ファンに帽子を振りながら球場

に佇んだ山本浩二選手の涙は、今でも脳裏に浮かんでいます。ボロボロに

なってからやめては男の引き際を知らない奴だと、多くのファンは思うこ

とでしょう。それまでの熱狂的ともいえる応援が無駄であったと思うでし

ょう。惜しまれながら消えて行く、これこそ男の花道なのです。

竹入委員長は、「二十年間、委員長をつとめました。節目だと思います」

と言った意味のことをテレビでの記者会見で述べていました。人間の引き

際の大切さを匂わせた言葉が印象に残ったものです。

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7月から咲く花「鳳仙花 (ほうせんか)」

開花時期は、 7/ 1 ~ 9/20頃。
 夏から初秋にかけて咲く。
・インド近辺原産。
 日本には17世紀頃に渡来。

・花を鳳凰(ほうおう)に
 見立てた中国名。
・島倉千代子の唄の題名。
・実は熟してくると、
 はじき出される。

・別名
 「爪紅(つまべに)」
   昔、鳳仙花の花で
   爪を染めたことから。

(季節の花300より)











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季節の花「禊萩 (みそはぎ)」

2018-07-30 04:45:07 | 暮らし
名言名句(317)

「人間万事塞翁が馬」『煕晦機(きかいき)』

人の世の吉凶禍福は計り知ることのできないものであるから、

禍を憂えたり、福を喜んだりするにはあたらない、ことをい

います。「人間万事塞翁が馬」は、元の僧である煕晦機の詩

の中に出て来る詩句ですが、「塞翁が馬」という言葉は、

「淮南子」の人間訓(じんかんくん)篇の話から出たもので

す。辺境の砦近くに住むうらないが上手な老人の飼っていた

馬が胡の地へ行ってしまいました。ところが、数カ月すると、

その馬が胡の名馬を連れて帰ってきました。人々はこれを羨

みましたが、老人は、禍に転じないとは限らないと答えたと

ころ、果たして、老人の予言通り、その名馬に乗った老人の

息子が落馬して、股の骨を折りました。(続く)


歳時記

土用丑の日

7月30日は土用二の丑の日である。
 
うなぎ、梅干し、瓜、うどんなど「う」のついた食べ物

土用の丑の日のうなぎは有名ですが、昔からこの日に

「う」のつくものを食べると病気にならないといわれて

きました。

例えば「梅干し」「瓜」「うどん」など。いずれも、食

が細くなる夏に食べやすいものですね。このような言い

伝えは先人たちのありがたいアドバイスともいえるわけです。

他にも「土用~」という食べ物があります。


土用餅 土用しじみ 土用卵

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7月から咲く花「禊萩 (みそはぎ)」

開花時期は、 7/ 1 ~ 8/末頃。
・やや湿ったところに咲く。

・「みそはぎ」は
 「みそぎはぎ」を略したもの。
 「みそぎ」は水を注いで
  悪魔を払うこと。
 「はぎ」は「萩」。

 旧暦のお盆のときに、
 ミソハギの枝を水に
 浸して、仏前の供物に
 禊ぎ(みそぎ)をした。

 長野県などでは、
 お盆の日に、花に水をつけて
 玄関先でおはらいをして
 祖霊を迎える。


・別名
 「盆花(ぼんばな)」
   上記理由から。


★江戸時代までの「8月」は、
 明治以降は「7月」に
 前倒しになったので
  (旧暦→新暦)、
 江戸時代までの
 ”旧暦のお盆(8月中旬)”は
 今だと「7月中旬」に該当する。

 ただ、実際には地域によって
 「7月中旬」のお盆と
 「8月中旬」のお盆がある。
 また、単に「お盆」といえば
 ふつう「8月中旬」のことを指す。

= 8月13日~16日。
  8月13日は「祖霊を迎える日」
  8月15日は「お盆」
  8月16日は「祖霊を送る日」
     (京都、五山の送り火)

(季節の花300より)




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「季節の花南京黄櫨 (なんきんはぜ)」

2018-07-29 04:54:05 | 暮らし
名言名句(316)

「一日の長」『唐書』

僅かに年長である、という意味と、仕事上などのおいて

経験が深い事、といった二つの意味がありますが、後者

の意味にとらえることが多いようです。目上の人には、

それぞれに経験の重みと深さがある、ということです。

この言葉に関連して気を付けなけれ3ばならないこと事

というと、上司が部下に対して、「わしは、一日の長が

ある。経験の浅い彼等とは、ちょっとばかり違うんだ。

そのことを知っておいてもらいたい」と、表面に現われ

るような態度を示さないことです。また、部下は部下で、

温厚な上司に対して、その上司の内面に存在する一日の

長の重みを敬愛する姿勢が必要とされます。

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7月から咲く花「南京黄櫨 (なんきんはぜ)

開花時期は、 7/ 1 ~ 7/末頃。
・中国、東南アジア原産。
・花は夏。葉と同じような色なので
 目立たない。
・実は緑から白っぽくなる。
・秋の紅葉が、とてもきれい。

・昔は、実の皮から
 ”ろうそく”用の
 「ろう」を採った。

(季節の花300より)



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季節の花「白粉花 (おしろいばな)」

2018-07-28 05:02:41 | 暮らし
名言名句(315)

「虚栄によって生きる人間の生活は

実体のないものである」『三木 清』


哲学者三木清(1897-1945)は、『人生論ノート』の中の

「虚栄について」の章で、「虚栄は人間の存在そのもので

ある。人間は虚栄によって生きている。虚栄はあらゆる人

間的なもののうち最も人間的なものである」と述べ、続い

てここに掲げた言葉を挙げています。人間は、一人ひとり、

おのれの虚栄をいかに抑制するかについて悩みながら生き

ていると言ってもいいでしょう。黙っていても。虚栄は勝

手に鎌首をもたげてきます。周囲のみんなに、その鎌首を

見せたがります。どうしょうもない虚栄、その鎌首ーーー。

それに、見栄を張ろうという欲望は、あらゆる人間的ものの

うち、最も人間的であるだけに、逆に虚栄を持たない人間は、

人間らしくない、ということも言えます。

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6月から咲いている花「白粉花 (おしろいばな)」

開花時期は、 6/25 ~ 10/末頃。
・メキシコ原産。江戸時代に渡来。
 (ペルー原産、との説もある)
・ラッパ型の花。
 町中に野生化している。

・「お寺の鐘」のような形の、
 熟した黒いタネをつぶすと
 白粉(おしろい)のような
 ”白い粉”が出てくる。
 名前の由来はそこから。
 名づけ親は
 江戸時代の博物学者、貝原益軒。
 黒いタネは、お寺の鐘の形。
 白い粉は、
 蕎麦(そば)の実の粉に似ている。

・夕方頃に活動する昆虫に対しては、
 花の多彩な色で引きつけ、
 夜に活動する昆虫には、
 その香りで引きつける。

・色は赤、白、黄。
 英語では、1本の草から
 異なる花の色が咲くことから
 「marvel of Peru
  (ペルーの驚異)」
 といわれる。
・少しだけ香る。


・別名
 「夕化粧」(ゆうげしょう)。
   名のとおり、夕方から咲く。
   午後4時ごろから
   開花することが多いようだ。 
   ちなみに
   午後3時ごろから咲くのは
   爆蘭(はぜらん)。

・9月20日の誕生花(白粉花)
・花言葉は
 「不思議な、慎重」(白粉花)

・「うなだれて
  雨後のしずくの 白粉花」(筆者)

(季節の花300より)





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自説の花「木槿 (むくげ)」

2018-07-27 04:55:31 | 暮らし
名言名句(314)

「為せば成る為さねば成らぬ何事も 

成らぬは人の為さぬなりけり」『熊沢 蕃山』


どんなことでも、やればできます。しかし、やらなければ

出来ないことはいうまでもありません。出来ないというの

は、やり遂げる決意を持って努力しないからです。何事で

も、成就しないということはなく、肝心なおは、成し遂げ

ようと思う気持ちです。これに関連して思い出されるのは、

『朱熹』の「精神一到何事か成らざらん」です。努力しよ

うという精神力の大事なことを言っていますが、精神力が

欠けていてはどんなことでも成就の見込みはありません。

一所懸命に取り組もうという心構えこそ、人生には必要な

ことなのです。

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6月から咲いている花「木槿 (むくげ)」

開花時期は、 6/25 ~ 10/15頃。
・中国原産。平安時代に渡来。

・中国名を
 「木槿(ムージン)」と呼ぶ。
 漢字はこの字があてられている。
 漢名の「木槿」の
 音読み「もくきん」が
 変化して「むくげ」となったとも、
 韓国の呼び方
 「無窮花(ムグンファ)」または
 「ムキュウゲ」が変化して
 「むくげ」となった、
 ともいわれる。

 韓国では
 国の繁栄を意味する花として
 国花になっている。


・早朝の3時頃に開花した花は
 夕方にはしぼんでしまう。
 「一日花」。
 「槿花一朝
  (きんかいっちょう)の夢」
  (人の世ははかない、の意)に
 例えられているが、
 次々に別の花が咲くため
 長く咲くように見える。


・強い木で、
 枝を切って地面に刺しておくと
 いつの間にか根づくらしい。

・8月28日の誕生花(木槿)
・花言葉は「信念」(木槿)


・「道のべの
  木槿は馬に 食はれけり」
   野ざらし紀行
   松尾芭蕉

 「それがしも
  其(そ)の日暮らしぞ
  花木槿」
   小林一茶


(季節の花300より)



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