季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「シコンノボタン [紫紺野牡丹]」

2023-03-31 05:08:43 | 暮らし
一日一名言(198)

日本に対する原爆の使用は、さまざまな道義的責任について

熟慮を重ねなければ、行ってはならない

「米国が、日本人に対し、故国で平和を追求する生活を送ることが出来ること

を明確にしてなお、日本が降伏を拒否するとき、原爆を使うべき局面もある」

と記され、七十人が署名した嘆願書は、「それでも」のあとに、冒頭の一文

を続けている。嘆願書の推進役はハンガリー出身のレオ・シラードである。

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3月に咲いている花「シコンノボタン [紫紺野牡丹]」

花の特徴 濃い紫の比較的大きな美しい花をつける。 花弁は普通は5枚である。 ノボタンとは雄しべの色が異なり、紫色である。 また、雄しべは10本である。 そのうちの5本が長く、葯(雄しべの花粉を入れる袋)の部分が節のように曲がっている。 このためブラジリアン・スパイダーフラワーとも呼ばれている。 花は一日花で、朝咲いて翌日には散る。

葉の特徴 葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。 葉にはビロード状の短い毛が生える。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

この花について 寒さには比較的強く、暖地では冬でも屋外で育てることができる。

その他 「野牡丹」の名でも流通しているが、日本原産のノボタンはノボタン属で仲間が異なる。 属名の Tibouchinaは はギアナの現地語での土地の名からきている 種小名の urvilleana は探検家の「デュルブィユさん(D. dUrville)」の名からきている。 

(花図鑑より)
        

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季節の花「シクラメン」

2023-03-30 04:45:22 | 暮らし
一日一名言(197)

吾(あ)が心、恒に虚(そら)より翔(かけ)り行かむと念(おも)ふ

伝説の英雄、ヤマトタケルノミコトは『古事記』では「倭建命」、『日本

書紀』には「日本武尊。冒頭は『古事記』からの引用だが、ここでは日本

武尊に統一する。日本武尊は関東平定の帰途、倒れる。冒頭の言葉には

「空を飛んで都へ、と心は急いでも、体が動いてくれない」という悲嘆がある

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3月に咲いている花「シクラメン」

花の特徴 花は茎先に1輪ずつ咲く。 花の色は、赤、白、紫色、ピンクなどのものがあり、クリーム色のものも作出されている。 花冠は5つに裂ける。 萼片は5枚である。 雄しべは花冠のつけ根の部分に合着していて短い。 園芸品種では、グラデーションのかかるものや多弁咲きのものなどが開発されている。

葉の特徴 根際から生える葉には長い柄があり、心臓形ないし円形である。 葉の表面には斑が入り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

この花について 属名の Cyclamen はギリシャ語の「cyklos(円)」からきている。球形に近い球根の形からつけられた名である。 種小名の persicum は「ペルシャの」という意味である。

その他 和名はカガリビバナ(篝火花)という。 反り返る花びらの様子などから名づけられたものであろう。 命名者は牧野富太郎博士である。 別名をブタノマンジュウという。 これは英名のsow bread(雌豚のパン)を訳してつけられた名である。 英名は球根が豚の餌になることから名づけられたものである。 どちらも現在ではほとんど使われることがない。 ヨーロッパで品種改良、日本へは明治時代の末期に渡来した。 現在では、鉢植え植物のトップクラスに成長している。 また、寒さに強く屋外に植えられる品種も開発され、ガーデンシクラメンとして普及している。 俳句の季語は春である。 赤のみの花言葉は「嫉妬」。白のみの花言葉は「清純」。

(花図鑑より)
       

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季節の花「コブシ [辛夷]」

2023-03-29 04:36:51 | 暮らし
一日一名言(196)

漫才は、お客と一緒になって次第につくられて行ったものである

「お笑の神様」と言われてうなづくことができるのは、関西出身で四十も半ば

以後の世代だろうか。NHKの連続テレビ小説「心はいつもタムネ色」のモデル

と言っても、放送は1980年のこと。婚姻、おっと光陰矢の如しである。

冒頭は著書『大阪笑話史』の秋田実の一文である。

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3月に咲いている花「コブシ [辛夷]」

花の特徴 葉の展開に先立って花を咲かせる。 花は白くてよい香りのする大きな6弁花である。 花びらの形はへら形で、花のつけ根の部分は紅色を帯びる。 萼片が3枚あり、花弁に似るが小さい。 雌しべは花の真ん中にたくさんあり、緑色をしている。 雄しべは橙色で雌しべの周りを取り囲むようにして、これもたくさんある。

葉の特徴 葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。 葉の質は薄い紙質で、先は急に尖る。

実の特徴 実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)を集めた瘤状である。 10月ころに熟し、集合果が裂けて赤い種子を白い糸で垂らす。

その他 漢字では「拳」とも書く。 和名の由来は、蕾の形や実の形を「拳」に見立てたものである。 蕾を乾燥させたものを生薬で辛夷(しんい)と言い、鎮痛剤として利用される。 材は床柱や器具材とされる。 俳句の季語は春である。 属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョルさん(Pierre Magnol)」にちなむ。 種小名の praecocissima は「最も早い」という意味である。

(花図鑑より)
       




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季節の花「ゴクラクチョウカ(ストレリチア) [極楽鳥花]」

2023-03-28 03:59:16 | 暮らし
一日一名言(195)

武道精神こそオリンピック本来の意義と合致するものである

柔道の創始者で我国初のIOC(国際オリンピック委員会)委員、嘉納治五郎が

その報を聞くことが無かったのは不幸中の幸いであった。前年に始まった日中

戦争が泥沼化するなか、五輪を所管する厚生省は、二年後に控えた五輪開催を

返上することを決めた。厚相の木戸幸一は「国を挙げて戦争体制に備えている

時だ。真に仕方がない」よ語った。日本には、精神的にも財政にも五輪を開催

する余力はなかった。

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3月に咲いている花「ゴクラクチョウカ(ストレリチア) [極楽鳥花]」

花の特徴 黄橙色の鶏冠のように見えるのが花(萼片)である。 くちばしのように見えるのは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。

葉の特徴 長い茎のように見えるのは葉の柄である。 葉は長めの楕円形で、長さ40センチ、幅15センチくらいある。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 今では温室に咲く植物の定番となっている。 和名の由来は、花の姿を「極楽鳥」の鶏冠に譬えたものである。 英名はバードオブパラダイス(bird of paradise)である。属名の Strelitzia はイギリスのジョージ3世の皇后の出身家「ストレリッツ(Strelitz)」にちなむ。種小名の reginae は「女王の」という意味である。 

(花図図鑑より)

      

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季節の花「コオニタビラコ(ホトケノザ) [小鬼田平子]」

2023-03-27 04:30:05 | 暮らし
一日一名言(194)

夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡

『おくのほそみち(奥の細道)』の旅に出た俳聖、松尾芭蕉が奥州・平泉

(現・岩手県平泉町)に入り、国宝・金色堂をもつ中尊寺を訪れた野路は、

旧暦で、1689年の五月中旬のことだった。彼はまず「三代の栄耀一睡の中」

と十一世紀末から約一世紀にわたって北の巨人として君臨した奥州藤原氏

をしのぶ。そして冒頭の有名な俳句を詠んだ。

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3月に咲いている花コオニタビラコ(ホトケノザ) [小鬼田平子]」

花の特徴 花は、花径5~6ミリの小さな黄色い花(頭花)である。 舌状花の数は6~9枚で、先が5つに裂ける。 花は陽を受けて開く。

葉の特徴 根際から生える葉はロゼット状となり、地面を這って伸びる。 葉は羽状に裂け、先端の葉は亀甲状となる。 若葉は食用になる。

実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。

その他 タビラコ(田平子)の名もあるのだが、これはキュウリグサ(胡瓜草)の別名でもあるためコオニタビラコ(小鬼田平子)と呼ばれることが多い。 「田平子」の名は、田に平らに張りつくように這うことからつけられた。 ほかにオニタビラコ(鬼田平子)という草もあるのだが、これはオニタビラコ属に分類され仲間が異なる。 春の七草の1つ「仏の座」は本種のことである。 葉のつきかたが仏様の円座に似ていることからつけられた名前である。 しかし、今ではホトケノザ(仏の座)と言えばシソ科のサンガイグサ(三階草)を指すことが多い。 属名の Lapsana はヨーロッパでのダイコンの名を転用したもの。葉の広がりの全形が似ることからきている。 種小名の apogonoides は「ノグサ(apogon)に似た」という意味である。 

(花図鑑より)
       


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