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季節の花と言葉の花束

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季節の花葛(くず)」

2019-08-07 05:27:37 | 暮らし
名言名句(687)

「汝自身を知れ」『タレース』


あるとき、タレースは、弟子と星を観測しながら歩いていました。

そして溝に落ちた際に、この言葉を呟いたと言われています。

またある時、人生で最も難しいされていることは、と弟子から聞か

れたとき、自分自身を知ることが一番難しい、だから、お前も自分

自身を知るんだよ、といったという二説があるとされていますが、

どうやら、後者の方に真実味がありそうです。自分を知ることが

いかに難しいことか、これは、人が生き続ける間の課題ともいえ

ましょう。

歳時記

立秋

8月8日、および処暑までの期間。

太陽黄径135度。大暑から数えて15日目ごろ。

朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つころ。

立春からちょうど半年が経過し、この日から立冬の前日

までが秋。暦の上では秋になりますが、日中はまだ残暑

が厳しく1年で最も気温が高くなる時期です。

この頃は、月遅れのお盆を前に各地で夏祭りが開催されます。

まだまだ夏のレジャーを楽しむ頃ですが、よく観察してみると

秋の気配を感じることができます。夏の風と秋の涼やかな風が

混在し始めます。空を見上げると、巻雲など秋の雲も見えます。

この日から、残暑見舞いになります。

 ※残暑が厳しくても、出すのは8月末までに。

===============

8月から咲く花「葛(くず)」

開花時期は、 8/15 ~ 9/末頃。
・秋の七草の一つ。
・まわりの木々を
 つるでおおってしまう程の生命力。
 ひと夏で10mぐらい生長する。
・花は下の方から咲いていく。

・大和の国(奈良県)の
 国栖(くず)というところが
 葛粉の産地であったところ
 からの命名。
 漢字の「葛」は漢名から。

・つるの繊維部分は
 「葛布(くずふ)」の原料。
   (静岡県掛川市特産)

・根には、多量のでんぷんを含み、
 葛粉(くずこ)もとれる。
    → 葛餅(くずもち)

・薬効   解熱、せきどめ、風邪
・薬用部位 根
・生薬名 「葛根(かっこん)」


・別名
 「裏見草(うらみぐさ)」。

  葉が風にひるがえると
  裏の白さが
  目立つことから。
  平安時代には「裏見」を
  「

恨み」に掛けた和歌も
  多く詠まれた。  


・「ま葛原
  なびく秋風 吹くごとに
  阿太(あた)の大野の
  萩が花散る」   
   万葉集 作者不詳 

 「梨棗(なつめ)
  黍(きび)に
  粟(あは)つぎ
  延(は)ふ葛の
  後も逢はむと 葵花咲く」
   万葉集 作者不詳 

 「葛の風
  吹き返したる 裏葉かな」
   高浜虚子

(季節の花300より)

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