名言名句(687)
「汝自身を知れ」『タレース』
あるとき、タレースは、弟子と星を観測しながら歩いていました。
そして溝に落ちた際に、この言葉を呟いたと言われています。
またある時、人生で最も難しいされていることは、と弟子から聞か
れたとき、自分自身を知ることが一番難しい、だから、お前も自分
自身を知るんだよ、といったという二説があるとされていますが、
どうやら、後者の方に真実味がありそうです。自分を知ることが
いかに難しいことか、これは、人が生き続ける間の課題ともいえ
ましょう。
歳時記
立秋
8月8日、および処暑までの期間。
太陽黄径135度。大暑から数えて15日目ごろ。
朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つころ。
立春からちょうど半年が経過し、この日から立冬の前日
までが秋。暦の上では秋になりますが、日中はまだ残暑
が厳しく1年で最も気温が高くなる時期です。
この頃は、月遅れのお盆を前に各地で夏祭りが開催されます。
まだまだ夏のレジャーを楽しむ頃ですが、よく観察してみると
秋の気配を感じることができます。夏の風と秋の涼やかな風が
混在し始めます。空を見上げると、巻雲など秋の雲も見えます。
この日から、残暑見舞いになります。
※残暑が厳しくても、出すのは8月末までに。
===============
8月から咲く花「葛(くず)」
開花時期は、 8/15 ~ 9/末頃。
・秋の七草の一つ。
・まわりの木々を
つるでおおってしまう程の生命力。
ひと夏で10mぐらい生長する。
・花は下の方から咲いていく。
・大和の国(奈良県)の
国栖(くず)というところが
葛粉の産地であったところ
からの命名。
漢字の「葛」は漢名から。
・つるの繊維部分は
「葛布(くずふ)」の原料。
(静岡県掛川市特産)
・根には、多量のでんぷんを含み、
葛粉(くずこ)もとれる。
→ 葛餅(くずもち)
・薬効 解熱、せきどめ、風邪
・薬用部位 根
・生薬名 「葛根(かっこん)」
・別名
「裏見草(うらみぐさ)」。
葉が風にひるがえると
裏の白さが
目立つことから。
平安時代には「裏見」を
「
恨み」に掛けた和歌も
多く詠まれた。
・「ま葛原
なびく秋風 吹くごとに
阿太(あた)の大野の
萩が花散る」
万葉集 作者不詳
「梨棗(なつめ)
黍(きび)に
粟(あは)つぎ
延(は)ふ葛の
後も逢はむと 葵花咲く」
万葉集 作者不詳
「葛の風
吹き返したる 裏葉かな」
高浜虚子
(季節の花300より)
「汝自身を知れ」『タレース』
あるとき、タレースは、弟子と星を観測しながら歩いていました。
そして溝に落ちた際に、この言葉を呟いたと言われています。
またある時、人生で最も難しいされていることは、と弟子から聞か
れたとき、自分自身を知ることが一番難しい、だから、お前も自分
自身を知るんだよ、といったという二説があるとされていますが、
どうやら、後者の方に真実味がありそうです。自分を知ることが
いかに難しいことか、これは、人が生き続ける間の課題ともいえ
ましょう。
歳時記
立秋
8月8日、および処暑までの期間。
太陽黄径135度。大暑から数えて15日目ごろ。
朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つころ。
立春からちょうど半年が経過し、この日から立冬の前日
までが秋。暦の上では秋になりますが、日中はまだ残暑
が厳しく1年で最も気温が高くなる時期です。
この頃は、月遅れのお盆を前に各地で夏祭りが開催されます。
まだまだ夏のレジャーを楽しむ頃ですが、よく観察してみると
秋の気配を感じることができます。夏の風と秋の涼やかな風が
混在し始めます。空を見上げると、巻雲など秋の雲も見えます。
この日から、残暑見舞いになります。
※残暑が厳しくても、出すのは8月末までに。
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8月から咲く花「葛(くず)」
開花時期は、 8/15 ~ 9/末頃。
・秋の七草の一つ。
・まわりの木々を
つるでおおってしまう程の生命力。
ひと夏で10mぐらい生長する。
・花は下の方から咲いていく。
・大和の国(奈良県)の
国栖(くず)というところが
葛粉の産地であったところ
からの命名。
漢字の「葛」は漢名から。
・つるの繊維部分は
「葛布(くずふ)」の原料。
(静岡県掛川市特産)
・根には、多量のでんぷんを含み、
葛粉(くずこ)もとれる。
→ 葛餅(くずもち)
・薬効 解熱、せきどめ、風邪
・薬用部位 根
・生薬名 「葛根(かっこん)」
・別名
「裏見草(うらみぐさ)」。
葉が風にひるがえると
裏の白さが
目立つことから。
平安時代には「裏見」を
「
恨み」に掛けた和歌も
多く詠まれた。
・「ま葛原
なびく秋風 吹くごとに
阿太(あた)の大野の
萩が花散る」
万葉集 作者不詳
「梨棗(なつめ)
黍(きび)に
粟(あは)つぎ
延(は)ふ葛の
後も逢はむと 葵花咲く」
万葉集 作者不詳
「葛の風
吹き返したる 裏葉かな」
高浜虚子
(季節の花300より)
