名言名句(170)
「青雲の志」『張 九齢』
青春時代に、とくに、なじみの深い言葉です。「ああ、おれも、
昔は、青雲の志を抱いたものだ」と、懐かしむ声も聞こえて
きそうです。青雲とは、学徳の非常に名高いこと、高位高官のこと、
高尚の志操のことなどを言いますが、現代では、立身出世への功名
心のことを、ここにいう「青雲の志」に表しています。
張九齢(678-740)は、中国の盛唐期の政治家で詩人でもありました
が、玄宗皇帝に宰相として仕えた時、讒言(ざんげん)にあって解任
され、野に退きました。丁度、唐期の国勢が下り坂になった頃でした。
===============================
3月から咲く花「三叉(みつまた)」
開花時期は、 3/ 5 ~ 4/10頃。
・原産地は
中国中南部、ヒマラヤ地方。
江戸時代初期に渡来した、
とされるが、
万葉集の「さきくさ」の名で
歌われているのがミツマタである、
との説があり、
渡来時期が万葉時代以前なのか
江戸時代なのかは
確定していない模様。
・花芽は、
ちょっと不気味な、不思議な形。
・花は、蜂の巣が
ぶら下がったような形。
・枝が3本ずつ分岐する。
(不思議!)
これが名の由来♪
・樹皮には強い繊維があり、
和紙の原料になる。
しわになりにくく高級で、
また虫害にもなりにくいので、
1万円札などの紙幣や証紙など
重要な書類に使われる。
1876年(明治9年)に、
政府印刷局で三叉を原料として
紙幣を作ってから、
三叉の利用度は
非常に高くなった。
紙幣以外でも、
証書・地図用紙・コピー紙など
各種の紙とその原料として
幅広く使われている。
・「三椏」とも書く。
「椏」は”あ”とも読み、
「木の股」の意味がある。
・「赤花三叉
(あかばなみつまた)」は、
戦後、愛媛県の栽培地で
発見され、
今では黄色花とともに
よく栽培されている。
・「春されば
まず三枝(さきくさ)の
幸(さき)くあらば
後(のち)にも逢はむ
な恋(こ)ひそ
吾妹(わぎも)」
柿本人麻呂
(季節の花300より)
「青雲の志」『張 九齢』
青春時代に、とくに、なじみの深い言葉です。「ああ、おれも、
昔は、青雲の志を抱いたものだ」と、懐かしむ声も聞こえて
きそうです。青雲とは、学徳の非常に名高いこと、高位高官のこと、
高尚の志操のことなどを言いますが、現代では、立身出世への功名
心のことを、ここにいう「青雲の志」に表しています。
張九齢(678-740)は、中国の盛唐期の政治家で詩人でもありました
が、玄宗皇帝に宰相として仕えた時、讒言(ざんげん)にあって解任
され、野に退きました。丁度、唐期の国勢が下り坂になった頃でした。
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3月から咲く花「三叉(みつまた)」
開花時期は、 3/ 5 ~ 4/10頃。
・原産地は
中国中南部、ヒマラヤ地方。
江戸時代初期に渡来した、
とされるが、
万葉集の「さきくさ」の名で
歌われているのがミツマタである、
との説があり、
渡来時期が万葉時代以前なのか
江戸時代なのかは
確定していない模様。
・花芽は、
ちょっと不気味な、不思議な形。
・花は、蜂の巣が
ぶら下がったような形。
・枝が3本ずつ分岐する。
(不思議!)
これが名の由来♪
・樹皮には強い繊維があり、
和紙の原料になる。
しわになりにくく高級で、
また虫害にもなりにくいので、
1万円札などの紙幣や証紙など
重要な書類に使われる。
1876年(明治9年)に、
政府印刷局で三叉を原料として
紙幣を作ってから、
三叉の利用度は
非常に高くなった。
紙幣以外でも、
証書・地図用紙・コピー紙など
各種の紙とその原料として
幅広く使われている。
・「三椏」とも書く。
「椏」は”あ”とも読み、
「木の股」の意味がある。
・「赤花三叉
(あかばなみつまた)」は、
戦後、愛媛県の栽培地で
発見され、
今では黄色花とともに
よく栽培されている。
・「春されば
まず三枝(さきくさ)の
幸(さき)くあらば
後(のち)にも逢はむ
な恋(こ)ひそ
吾妹(わぎも)」
柿本人麻呂
(季節の花300より)