季節の花と言葉の花束

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季節の花「万両」

2018-12-29 04:19:03 | 暮らし
名言名句(477)

「剃刀(かみそり)をあてられていし年の暮れ」『光 秋』

理髪店の椅子で仰向けになりながら、剃刀を当てられていると、

「ああ、今年一年、一所懸命働いたものだ。無事に、正月を迎え

ることができるなあ」と言ったしみじみとした実感にひたること

ができます。その実感は、真面目に生活している人間でないと味

わえない気持ちです。冷えびえとする日々、暖かい理髪店の店内

ではあっても。剃刀は、やはり、ひやりとした感触をもちます。

その感触は、正に、師走以外のなにものでもありません。年の暮れ

の心のくつろぎと、来る年への淡い期待が剃刀を当てられている額

から顔の中へと伝わって来るのです。私が勤めていたころ、職場の

句会に出した句で、互選でかなりの得点が得られました。勤め人

なら、自分のこととして実感を持つからでしょう。

「一年を無事過ごせた安堵感がある」  「生活実感がある」

というのが大方の感想でした。散髪は、頭と顔が奇麗になることも

さることながら、心も綺麗にしてくれるものです。さっぱりとして

新しい年を迎えたいものです。

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12月に実をつけている樹木「万両」

万両の花は7~8月頃に咲き、
 12月頃から冬にかけて
 実が赤くなる。
 万両のなかには
 実が白い種類もある。
・正月の縁起物に使われる。


・万両と千両の名前の違い。

 千両は葉の上の方に
 実をつけるので 
 鳥に食べられやすく、
 万両は葉の下に実をつけるので
 食べられにくく、
 その分、
 実がしっかり残るから・・。

 (でも、万両の実も、
  覆いをしておかないと
  翌年の2月頃までには
  ほとんど食べられて 
  しまうようだ)。

 また、万両の実は垂れ下がり、
 千両は上向きに
 つくので、
 万両の実は重く千両の実は軽い、
 との発想からこの名になった、
 ともいわれる。

 百両や十両は、
 それらに比べ背が低く、
 実の数も少ないからことから
 こう名づけられたらしい。


・千両は、江戸時代後期までは
 「仙蓼」の字で表現された。


・百両
  葉っぱは細長く
  ギザギザがない。
  千両、万両より背が低い。
 十両
  百両よりも背が低い。
  葉っぱはギザギザ。


・百両の別名
 「唐橘(からたちばな)」。

・十両の別名
 「薮柑子(やぶこうじ)」。
   薮柑子の名は、
   薮の中に自生していて、
   葉の形などが
   柑子(こうじ)みかんに
   似ていることから。

・薮柑子の薬効
     せきどめ、湿疹
・薮柑子の薬用部位 根茎
・薮柑子の生薬名
   「紫金牛(しきんぎゅう)」

・12月29日の誕生花
      (千両の実)
・花言葉は「富、財産」
      (千両の実)


・「吾が屋前(には)の
  花橘の いつしかも
  珠(たま)に貫(ぬ)くべく
  その実成りなむ」
   万葉集 大伴家持

 「この雪の
  消残る(けのこる)時に
  いざ行かな
  山橘の 実の照るも見む」
  (山橘=十両:薮柑子)
   万葉集 大伴家持


(季節の花300より)


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