季節の花と言葉の花束

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季節の花「八重山吹」

2015-05-07 04:49:19 | 暮らし
一日一言

切歯扼腕(せっしやくわん)

歯と歯をきしりあわせ腕を握り締める

という意味から、憤りが激しく残念で

たまらない、悔しくてならないという

状態をたとえて言う場合に用いる。

★天下分け目の戦いで、味方が総崩れして

敗走する状況に、総大将は切歯扼腕したで

あろう。

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4月から咲いている花「八重山吹」

開花時期は、 4/15 ~ 5/ 5頃。
・”やまぶきいろ”と呼ばれる、
 鮮やかな黄色。
・「山吹」より少し咲き始めが遅い。

・山吹には実がなるが、
 八重山吹には実はならない。


・「七重八重
  花は咲けども 山吹の
  実のひとつだに
  なきぞかなしき」
   後拾遺和歌集
   兼明親王
   (かねあきらしんのう)

  山道の一軒家に
  雨宿りを願った武将の
  太田道潅(おおたどうかん)に
  貸す蓑(みの)すらない
  その家の女性は、
  八重山吹を差し出して
  短歌を詠んだ。

  八重山吹は
  実をつけないことから、
  ”みのひとつだになき”を
  掛けている。

(季節の花300より)

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