名言名句(315)
「虚栄によって生きる人間の生活は
実体のないものである」『三木 清』
哲学者三木清(1897-1945)は、『人生論ノート』の中の
「虚栄について」の章で、「虚栄は人間の存在そのもので
ある。人間は虚栄によって生きている。虚栄はあらゆる人
間的なもののうち最も人間的なものである」と述べ、続い
てここに掲げた言葉を挙げています。人間は、一人ひとり、
おのれの虚栄をいかに抑制するかについて悩みながら生き
ていると言ってもいいでしょう。黙っていても。虚栄は勝
手に鎌首をもたげてきます。周囲のみんなに、その鎌首を
見せたがります。どうしょうもない虚栄、その鎌首ーーー。
それに、見栄を張ろうという欲望は、あらゆる人間的ものの
うち、最も人間的であるだけに、逆に虚栄を持たない人間は、
人間らしくない、ということも言えます。
=============================
6月から咲いている花「白粉花 (おしろいばな)」
開花時期は、 6/25 ~ 10/末頃。
・メキシコ原産。江戸時代に渡来。
(ペルー原産、との説もある)
・ラッパ型の花。
町中に野生化している。
・「お寺の鐘」のような形の、
熟した黒いタネをつぶすと
白粉(おしろい)のような
”白い粉”が出てくる。
名前の由来はそこから。
名づけ親は
江戸時代の博物学者、貝原益軒。
黒いタネは、お寺の鐘の形。
白い粉は、
蕎麦(そば)の実の粉に似ている。
・夕方頃に活動する昆虫に対しては、
花の多彩な色で引きつけ、
夜に活動する昆虫には、
その香りで引きつける。
・色は赤、白、黄。
英語では、1本の草から
異なる花の色が咲くことから
「marvel of Peru
(ペルーの驚異)」
といわれる。
・少しだけ香る。
・別名
「夕化粧」(ゆうげしょう)。
名のとおり、夕方から咲く。
午後4時ごろから
開花することが多いようだ。
ちなみに
午後3時ごろから咲くのは
爆蘭(はぜらん)。
・9月20日の誕生花(白粉花)
・花言葉は
「不思議な、慎重」(白粉花)
・「うなだれて
雨後のしずくの 白粉花」(筆者)
(季節の花300より)

「虚栄によって生きる人間の生活は
実体のないものである」『三木 清』
哲学者三木清(1897-1945)は、『人生論ノート』の中の
「虚栄について」の章で、「虚栄は人間の存在そのもので
ある。人間は虚栄によって生きている。虚栄はあらゆる人
間的なもののうち最も人間的なものである」と述べ、続い
てここに掲げた言葉を挙げています。人間は、一人ひとり、
おのれの虚栄をいかに抑制するかについて悩みながら生き
ていると言ってもいいでしょう。黙っていても。虚栄は勝
手に鎌首をもたげてきます。周囲のみんなに、その鎌首を
見せたがります。どうしょうもない虚栄、その鎌首ーーー。
それに、見栄を張ろうという欲望は、あらゆる人間的ものの
うち、最も人間的であるだけに、逆に虚栄を持たない人間は、
人間らしくない、ということも言えます。
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6月から咲いている花「白粉花 (おしろいばな)」
開花時期は、 6/25 ~ 10/末頃。
・メキシコ原産。江戸時代に渡来。
(ペルー原産、との説もある)
・ラッパ型の花。
町中に野生化している。
・「お寺の鐘」のような形の、
熟した黒いタネをつぶすと
白粉(おしろい)のような
”白い粉”が出てくる。
名前の由来はそこから。
名づけ親は
江戸時代の博物学者、貝原益軒。
黒いタネは、お寺の鐘の形。
白い粉は、
蕎麦(そば)の実の粉に似ている。
・夕方頃に活動する昆虫に対しては、
花の多彩な色で引きつけ、
夜に活動する昆虫には、
その香りで引きつける。
・色は赤、白、黄。
英語では、1本の草から
異なる花の色が咲くことから
「marvel of Peru
(ペルーの驚異)」
といわれる。
・少しだけ香る。
・別名
「夕化粧」(ゆうげしょう)。
名のとおり、夕方から咲く。
午後4時ごろから
開花することが多いようだ。
ちなみに
午後3時ごろから咲くのは
爆蘭(はぜらん)。
・9月20日の誕生花(白粉花)
・花言葉は
「不思議な、慎重」(白粉花)
・「うなだれて
雨後のしずくの 白粉花」(筆者)
(季節の花300より)
