マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

スクルージ

2013年12月17日 | ミュージカル
この季節にピッタリのミュージカル「スクルージ」、原作は言わずと知れたディケンズの「クリスマスキャロル」。



人嫌いで金の亡者のスクルージが、クリスマスの精霊達によって変わっていく様子を描いています。

14年ぶりの再演ということですが、つい最近観たばかりのような気がします。あれから14年も経ったのかしら?

・・・と思ったら、数年前に観たのは市村さんが一人で50何役演じられた「クリスマスキャロル」だったわ。

スクルージは、2度目です。

「以前は老人のメイクに時間がかかったけど、今は素顔で出られるョ」なんてイッチャンは言ってたけど

飛んだり(フライング)跳ねたり元気ダンスも軽やかだし、声に張りがあって相変わらず驚異的な若々しさ

もちろん演技力抜群なので、ヨタヨタとくたびれた老人にしか見えないんですが。

ごうつくばりで意固地なイヤなジイさんなんだけど、どこか寂しげで可愛げがあるのは市村さんのお人柄が滲み出てるんでしょうね。

だからハリーもクラチットも見捨てられなかったんじゃないかと思います。

スクルージとクラチットの息子ティムとのシーンでは思わず胸にこみ上げるものが

子役の子達がみんな歌も演技もうまくて凄いです。

特にティム坊やを演じた加藤憲史郎君、加藤清史郎君の弟さんだそうですが兄弟揃って素晴らしい。

最後は楽しく皆で歌って踊ってお開きというクリスマスシーズンにピッタリのミュージカルです。

大人も子供も同じように楽しめるこういう劇は少ないので、親子で観たら凄く感動すると思いますよ

そしてきっと有意義なクリスマスになることでしょう