マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ケン・ヒル版オペラ座の怪人

2013年12月27日 | ミュージカル
東京フォーラムCで今年の観劇納め。



ケン・ヒル版「オペラ座の怪人」です。



今まで興味はあったのですが、大好きなアンドリュー・ロイド・ウェバーの「オペラ座の怪人」のイメージが崩れたら嫌なので怖くて観ることができなかった作品です。

今回で、初演からファントム役を演じてらしたピーター・ストレイカーさんが最後ということで意を決して行って参りました。

ガストン・ルルーの原作をミュージカル化したのはケンヒルさんが最初で、それを見てアンドリュー・ロイド・ウェバーが、かの有名なファントムを作り上げたそうですよ。

ケン・ヒル版は、原作を一番忠実に舞台化しているのだそうで、結構コミカルなシーンも有り、クリスティーヌとファントム以外の人達のユーモラスな会話なども英国の演劇っぽいと思いました。

全編が歌で綴られているミュージカルではなく、会話劇の中に時々歌が入るという感じで、オペラに近いかも。

使われてる曲も、ビゼー、モーツアルト、バッハ等のオペラの楽曲やクラシック、馴染みのある曲も多いのでミュージカルが苦手な人にも楽しめると思います。

字幕が左右に出るのですが、読んでると舞台に集中できないし、3階席の後ろだと字がよく見えません。

ストーリーは、大体アンドリュー・ロイド・ウェバーのと同じなので、観たことある人なら言葉がわからなくても大丈夫。(細かい違いは多々ありますが。)

大掛かりなセットはないけれど、オペラ座、墓場のシーンや霧が立ち込めた地底湖には滑るように走るゴンドラもあり、コンパクトながらよく出来ていました。

客席降りも度々あるので1階席の方が楽しめるのかな。3階席後方からは、声はすれども姿は見えず・・・

出演者の皆さんのクオリティーが高く、特にクリスティーヌ役の方の豊かなソプラノの歌声が素晴らしかったです。うっとり

ファントムの歌う「耳に残るは君の歌声」も切々と心に響きました。ハスキーな歌声が素敵でした。

迷っていたけど観に行って良かったです。

そしてやっぱり私の原点はアンドリュー・ロイド・ウェバーのファントムなんだなと再確認したのでした。

最初にファントムを観た時の衝撃は、未だに忘れられないほど強かったので刷り込まれているようです。

生まれたてのひよこと一緒ですね

さて、ファントムの続編「ラブ・ネバー・ダイズ」は、どうなるのでしょうか

キャストの組み合わせも色々あるので、楽しみです