たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

「永田劇場」に吹く会津颪(おろし)

2006-03-16 15:41:31 | Journalism
信じられないほどぶざまな展開。民主党を襲った「偽メール」の陥穽
永田議員の一連の対応は「選良としての資質欠如」を天下に曝したまま推移している。だが「政権奪取」を掲げる民主党の優柔不断さは、なんとも頂けない。断固として断を下す責任者がいない。
ところがここにきて、変な風向きになってきた。党の最高責任者・前原代表の発言より、その「言動」が注目される渡部恒三・新国対委員長。独特の「会津ベン」で「武士の責任は腹を切る」ことだ「オレだったら腹を切って」おわびする、などと「白虎隊」まで引き合いに出して、いまや民主党の救世主になりつつある。暫定代表の声さえ上がっている。
オールドの復活
「オレは日本の民主主義、二大政党の危機を黙ってみていられない」とTVに出て涙ぐむ。
若い民主党の議員たち、最近の若者たちの「仲間内の悪者になりたくない。責任を取りたくない」風潮に倣っているのに対し、なんとも潔い。
本来なら自民党の長老議員でご隠居の身、それが何で民主党の「押入れの中に座っていた」のか。そのほか民主党にはオールド自民党脱出のコンサバティーがぞろぞろいる。
若い民主党の失った国民の信頼を、自民党脱出のオールドたちが回復することになるとしたら、なんとも妙な図式だ。「過ちを糾すに恥じるなかれ」先達の教えだ。
だが、永田さん「ウソから出たマコト」という倣いもある。
たにしがアブナイあぶくを噴いた。