芸術の秋ですね。
3館めぐり(図書館、映画館、美術・博物館)が趣味だと標榜している閑人、
19日に2つの美術展をハシゴしてきました。
一つは、東京都美術館で12月14日まで開かれている特別展――
ウフィツィ美術館展「黄金のルネサンス ・ボッティチェリからブロンヅィーノまで」――
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ウフィツィ美術館はご存知のイタリア・フィレンツェにある美術館で、
ルネサンス芸術の強大なパトロンであったメディチ家の庇護のもと、
花開いたルネッサンス美術の殿堂として知られています。
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今回の東京展は、世界的に超有名な美術収蔵品を中心に、
15世紀から16世紀にかけてのフィレンツェ美術の流れを展示されています。
ルネサンスを代表する画家ボッティチェリの作品の中から、
ポスターの表紙にもなっている「パラスとケンタウロス」、「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」「聖母子と天使」など。
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このほか、アンドレア・デル・サルト「ピエタのキリスト」、ロッソ・フィオレンティーノ「女性の肖像」、ブロンヅィーノ「公共の幸福の寓意」など、
フィレンツェ美術を牽引した主要な画家たちの約80点を観賞することができました。
残念ながら門外不出で「世界の至宝・ボッティチェリのプリマべェーラ、ビーナスの誕生」は来ていません。
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絵画の大半は聖母子と聖人、キリスト教の伝道画です。
薄いベールの細かな飾りがキラキラ光る。
テンペラ、油彩で500年前の絵画とは思えない色鮮やかな作品で、壁や瓦に書いたものもあります。
出口に戻ってきたのは11時過ぎ、300人以上の列が出来ていました。
筆者が行った19日の水曜日はシルバーデーで、
65歳以上は優遇入場日でしたので、朝一番に出かけました。
上野公園はイチョウが見事に金色に発色していました。
開館9時30分前の20分に上東京都美術館に着きました。
すでに100人以上の同年輩の方々が並んでいました。
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列の前の方にいるご婦人が、後から来た友だちなんでしょうか、
「こっち、こっち」と手招きして割り込ませる。
また、目の前の老女、孫娘と友だちなんだろうが「ここよ」なんて言って呼び寄せて割り込ませる。
その若い女性たち悪びれもせずに、私を押しのけて、平気で列に割り込んでズル並び、
海外旅行をしてきたことなど話していました。
ちょっとスタイルの好い美形だったが、心までは美形ではないようでした。残念ですね。
会場入り口まで30分ほど並びましたが、
男性でそいうことをする人はいませんでした。
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筆者は、フィレンツェはもちろん、イタリアにも行ったことがありません。
今後も行けるかどうか分かりませんので、
日本にいながら世界の名画を鑑賞できることをうれしく思っています。
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国立西洋美術館では
日本・スイス国交樹立150周年記念 フェルディナント・ホドラー展が開かれていました。
この後、メトロ銀座線で二つ目の美術展を見に渋谷に向かいました。
(以下後日、後編「夢見るフランス絵画展」をアップする予定です)