3月に公民館サークルの集いで「さいたま市大宮」に行ったことは、
「氷川神社」については書きましたが、
同じ日に回った「盆栽村」「大宮公園の梅まつり」が残っていました。
今ごろになってしまいましたが、「大宮公園駅」から盆栽村を回ったメモをまとめました。
「大宮公園駅」はJRの駅ではなく、
東武アーバンパークライン<野田線>の「大宮駅」から二つ目の東武鉄道の駅です。
踏切を渡って大通りを右折すると盆栽村の入り口になります。なかなか風情のある通りす。
ホッとしそうなコーヒー処もいくつかあります。
立ち並ぶ住居も個性的で豊かな暮らしを思わせる佇まいです。
途中には「さいたま市漫会館」」もあります。
日本近代漫画の先駆者「北沢楽天」、日本で一番最初のカラー漫画を作成した作家。
彼の偉業を記念し旧宅を改築して開館したもので、
全国でもめずらしい公立の漫画専門館だそうです。
隣りは「盆栽中央緑地公園」で、
植竹稲荷神社の境内には盆栽村開拓の功労者、清水瀞庵翁の大きな石の記念碑がありました。
その先の一角から盆栽村になっています。
大宮盆栽村とは、我が国屈指の盆栽の郷として知られています。
ここが「盆栽の郷」となった由来は、
江戸時代から明治・大正時代にかけて、
東京・千駄木の団子坂の周辺には多くの盆栽業者が住んでいが、
大正12年(1923)に発生した関東大震災で被災して消滅してしまいました。
盆栽づくりに適した広大な土地、関東ローム層の赤土、きれいな水と空気が揃う地を求め、
新しい盆栽村として大宮に移り住んだのが始まりだそうです。
四季いつでも楽しめるところとなっています。
自由に観賞できる盆栽園がいくつかあり、
はじめに「藤樹園」を訪れました。
松や梅の枝の張った低木が鉢に植え込まれています。
一回りして次に休憩施設の「盆栽四季の家」の隣りの「清香園」を訪れました。
この園はテレビなどにも登場する有名園で、超高額な鉢が並んでいました。
園ごとにそれぞれ作風の異なる盆栽を作製し並べています。
販売もしていて、一鉢でマンションが買える値札もあり、
枝に触れて折れないように係員が注意を盛んに喚起しています。
一枝折ったら数百万の賠償になりそうで怖いです。
周辺の通りの生垣には、いろいろな種類の木々が並び、植栽が続く気持ちのよい通りです。
さすが盆栽を生業とする高級感の溢れる街並みでした。
写真はすべて3月時点のものです。
このあと、産業道路を歩き「梅祭り」が行われていた大宮公園に行き、休憩して帰路につきました。