たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

台湾・台北の一日、故宮博物館代表の至宝を見てきました

2017-11-29 21:30:06 | 海外旅行

台北の国立故宮博物館に行く機会がありました。
中国の最高秘宝が見られる博物館です。
なかでも三大至宝とされる「翠玉白菜」「肉形石」を、
じっくり見て、写真に撮ることが出来ました。



 翠玉白菜(すいぎょくはくさい)
翠玉(翡翠)をハクサイの形に彫刻した美術品。
原石は半分が白、半分が緑のヒスイ輝石。



葉の上には、多産の象徴とされるバッタとキリギリスが彫刻されている。
同館を代表する名品の一つとされている。

 肉形石(にくがたいし)



玉髄(ぎょくずい)を東坡肉(豚の角煮の一種)を模したとされる彫刻。
翠玉白菜と並ぶ同館の最高名品となっている。



この二つの至宝がガラスケースに入っているとはいえ、
間近に見られて、フラッシュは禁止だけど、
写真も自由に撮れるのはうれしいですね。



三大名品のもう一つ、
「清明上河図」は北京の故宮博物院に行かないとみられない。

 忠烈祠の儀仗兵交代式





忠烈祠は中華民国(台湾)建国の英霊を祀っている。
見どころは儀仗兵(ぎじょうへい・衛兵)交代式。
入口の門と大殿に2人ずつ立っている儀仗兵さん。





1時間に1度、交代式が行われる儀式が観光になっています。
交代する兵士が隊列を組んで銃剣を手に行進します。
何とも言えないカッコよさです。

 中正紀念堂



中華民国初代総統の蒋介石を顕彰する、
中正紀念堂でも衛兵交代儀式が行われます。
こちらは室内で行われていましたが、
人混みが多く写真は撮れませんでした。

 九フン
この後、「千と千尋の神隠し」で人気になっている、
台北市郊外の最大の観光地帯「九フン」に行きました。
定番通りに雨降りでした。



急な階段を傘をさして上り下り人の波でした。
写真を撮るにも止まっていられません。
「九フン茶房」というところでお茶して、
写真の「茶梅」を土産に買いました。



台湾については予備知識なしで行ったもので、
帰ってからネットをくぐって、
「ああ、そうだったのか」と後付け知識です。

赤穂47義士の墓所・泉岳寺を詣でてきました

2017-11-29 11:17:11 | 社会見学

公民館サークルの企画で泉岳寺から有栖川宮祈念公園まで歩きました。
泉岳寺はご存知、赤穂47義士の墓所ですね。



ときは元禄15年12月14日(旧暦)の夜明け、
主君・赤穂藩主・浅野内匠頭長矩の仇を討つべく、
吉良上野介邸に押し入り上野介の首級を上げました。
宿願を果たした赤穂浪士47名が主君と共に眠る墓所です。



京成船橋から、京急線経由で泉岳寺まで直行で51分。
改札を出ますとありました、47義士の名簿の一覧。
映画や大河ドラマで聞き馴染んだお名前が並んでいます。





駅から10分ほどで山門に着きます。
脇には義士のリーダーを務めた大石内蔵助の立像がありました。



山門を入ると曹洞宗江戸三ヶ寺・萬松山泉岳寺の本堂です。
47義士のお墓は境内の左サイドに整然と並んでいました。
無念の切腹を果たした主君・浅野内匠頭長矩の墓が別格であります。



大石主税の梅、瑶池梅、血染の梅、血染の石、首洗い井戸など、
義士らみまつわる訳ありのメモリーが並んでいました。
大石内蔵助のお墓です。



墓石の前にはお線香の煙が立ち上り、
サークルのメンバー以外にも、
幾人もの連れやグループが佇んでいました。



私たちもお線香を分け合って供養してまいりました。
明日からは討ち入りのあった師走・12月ですね。



苦節の末、宿願を果たした47義士一行は、
両国に今も残っている吉良邸から、
ここまでの距離を雪の中を歩いてきたわけですね。
山門の脇には義士にちなんだ小店もありました。





この後、高輪中高の脇を通り、高輪皇族邸跡、高松中学に沿った道を行くと
旧細川邸のシイという巨木を見て、
メトロ南北線と都営三田線の白金高輪駅を越しました。

 

大久保彦左衛門の墓のある立行寺をみて、
明治通りの四の橋に出ました。





高速道路のガードを潜って新坂を上がって
有栖川宮祈念公園に向かいました。



坂を上がっていくと、外国の大使館が増えてきました。
パキスタン・イスラム共和国、フィンランド、アルジェリア大使館。



公園内で木漏れ日を浴びて弁当ランチでひと時。
この後、安藤記念教会をみて、近所を歩きました。



この近辺には大使館が多くアルゼンチン、ドイツ大使館など、
厳重に囲まれた地帯があります。



この建物の内は日本ではない治外法権地帯なのですな。
公園内にある都立中央図書館で開催中の、
江戸城大奥と皇女和宮の歴史展の解説を聞きました。

メトロ日比谷線の広尾駅に出た帰路につきました。
周りはナシ畑ばかりの当地と違って、
高輪、白金とか、広尾、麻布の街並みは、
異空間の趣きでした。



たにしの爺、徘徊路としては道野辺の趣きがいいですね。
いつもですが、記事と写真がずれています。
最後までお疲れさんでした。