令和元年10月神無月、秋天の一日、鎌倉に行きました。
鎌倉五山は紅葉には、まだ早すぎる季節です。
それでも秋の花草は、露座の大仏様を彩っていました。
高徳院に鎮座する国宝銅造阿弥陀如来坐像「大仏様」
秋空にすくっと座すお姿の、
気高くもあり、なんとお美しいこと。
秋草の「ススキ揺れ」仰ぎ見る御仏に合掌しました。
鎌倉や 御仏なれど釈迦牟尼は
美男におはす 夏木立かな(与謝野晶子)
与謝野晶子の歌碑
この後、長谷寺に回りました。
「紫陽花の長谷観音」で知られていますが、
四季を通して花木の彩り絶えない「花浄土」で、
境内の散策路(坂)は秋草で賑わっていました。
山門脇の拝観者の入場門からすぐ前の池。
隅に吾亦紅・ワレモコウが目に入りました。
長谷寺に来たら一番、見たかった花です。
道野辺の「たにしの爺」の徘徊路にも、
以前は見かけた花ですが、
近ごろは見られなくなっています。
観音堂までの参詣路を上がる両脇は花木の道でした。、
フジバカマ、萩、ミズヒキ、ムラサキシキブ
シュウカイドウ、シュウメイギ、スイフヨウ、
ホトトギスなど花を咲かせていました。
日曜日とあって、高徳院と長谷寺をつなぐ道は、
外国人も多く賑わっていました。
この後、鎌倉鶴岡八幡宮に回りました。
なんと「流鏑馬」の儀式が行われていました。
次回はその詳報をアップします。