たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

令和2年の桜、惜しまれて散って……、今年のサクラは……

2020-04-05 14:42:22 | Journalism

今年のサクラの心は、きっと寂しい思いで散っているのでしょう。
2,3分咲の時、桜隠し、春の雪に見舞われて、震え、
さらに雨、強風にも揺さぶられ、耐えました。



それでも頑張って、満開の花盛りを魅せて、
昨日は青空の下、花吹雪の光景を演出していました。



今日は曇り空、花の色が輝いていません。
サクラは、やはり紺碧の空の下でないと美しくなりません。



令和2年、サクラの受難劇は、昨年の秋から予兆がありました。
安倍総理、昭恵夫人の「桜を見る会」の怪しさから始まりました。



何故なのか「令和2年の桜を見る会」中止が宣言され、
「汚された桜」疑惑が国会論議の中心になりました。
総理の選挙対策に「税金の私物化」が濃厚になっていました。



そして春先からの新型コロナウィルス禍が、
日本の春――桜・サクラの季節を直撃して、
日本人の心「お花見」を自粛しざるを得なくなってしまった。



まさに(この言葉は安倍総理の国会での多用言語です)、
安倍総理、昭恵夫人の「桜を見る会」中止の道連れで、
国民の「お花見」も中止に追い込まれてしまいました。
(道連れか、どうかは別にして「中止」は同じです)



長野県の人気名所の高遠城址の桜まつりをはじめ、
全国のお花見会場の花まつりが取り止めになって、
会場への道が封鎖されています。



桜・サクラには何の責任もない。でも、
何かしら一抹の寂しさの漂う桜花です。
収束の兆しさえ見えない「コロナウィルス禍」
桜の花が舞い散って行く。



掲載の写真は、
外出自粛で滅入る気分転換に出かける、
徘徊の道で撮り下ろした「令和2年の桜」です。