たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

悩ましきかな、82歳の誕生日の感懐

2020-04-20 09:58:36 | Weblog

たにしの爺、今日は82歳になる誕生日です。
誰も何も言ってくれる人は居ません。
何時ものことで、別にそれでいいのです。

新型コロナウィルス肺炎になると、
重篤から死に至る世代です。
コロナ菌に接触しない日々に気を配っています。



ところが本日は、加齢黄斑変性の診療で、
硝子体注射の予定日になっていて、
病院に行かなければなりません。
スルーしてしまっても、別に命に係わる病ではありません。

病院に行くためには電車に乗ったリ、
送迎マイクロバスに乗ったりします。
コロナウィルス感染のリスクが高まります。

加齢黄斑変性の進行より、ウィルス感染の方が怖いです。
どうすべきか悩ましいことです。



それともう一つ、一回の注射で15,000円也。
緩やかに進行してやがて失明すると、
主治医のきれいな女医先生がおっしゃいます。

注射一本、15,000円より、
クラッシックコンサート15,000円の方が、
残されている人生には有意義ではないかと思っても見たり、
女医先生に言ってみたい気なったりします。



完治することはないが、治療(硝子体注射)を続けることです。
と、女医先生はおっしゃるでしょう。
医師としては当然の方向性ですよね。

私としては片目になる不自由さより、
15,000円の使い道を「クラシックコンサート」に、
と言う思いに傾く82歳の現実です。

命にかかわりの薄い治療費か、
心を酔わせる「クラシックコンサート」か、
悩ましい限りです。



図らずも「10万円」手に入ることになったので、
当分コンサートもないことですし、
注射に行って来ることにしようか……雨だしな~