雲南、見たり聞いたり感じたり

雲南が中心だった記事から、世界放浪へと拡大中

テン池・魚をはぐくむ水は?

2008-02-15 20:36:07 | Weblog
写真はテン池に面して作られた公園の一つ、海ガン公園。厳冬のつづく2月に撮影。このころの水質は比較的よく、地元の趣味の釣り人の姿も見られる。(商業的な漁獲は2004年より夏期の一定期間のみとなっている。稚魚を守るためだ。

【雲南省で唯一の国家級の保養地区】
 テン池の水質汚染度は雲南省一、全国的に見ても浙江省など大人口地帯にある淮河や太湖と並び、水質汚染度が5段階評価で、90年代は1,21世紀の今日でも2,という不名誉な称号をいただいている。

 このような現状にもかかわらず、テン池は雲南省で唯一、「国家級旅游假区」に指定され、一大保養地となっている。湖畔の別荘が次々と建てられ、今でも飛ぶように売れているのだ。(あまりに湖畔上にまで建てるため、条例違反として、完成物件が時折、政府によってショベルカーで撤去されることも。)
世界トップレベルの日本のマラソン選手(野口みづきなど)が大勢練習している場所としても知られている。標高1890メートルという立地が高地十レーニングに最適なのだそうだ。
 そのため、アテネオリンピックで野口みずき選手が金メダルを取ったときは、地元新聞も大いに沸いた。「この昆明で練習した選手が『金』に」の見出しとともに「中国の選手も日本のノウハウを見習え」というのだ。またドイツの水泳選手らも以前から昆明で合宿しており、近くの市民プールには彼らの賞状などが掲げられていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする