燕子洞の遊歩道。水面すれすれに歩くので迫力満点。
【イッテQにも】
建水の燕子洞では1990年から毎年「ツバメの巣まつり(燕窩節)」が行われます。春、夏と洞窟を忙しく飛来する燕の巣を地元の人が立秋時期の8月8日から3日間、実際に採取する祭りです。高いところでは50メートルもある絶壁の暗がりに松明をともし、命綱もそこそこに登り、軽やかに移動していく様は「スリル満点のおもしろさ」と燕子洞のホームページでは謳っています。
このように祭り自体は3日間だけですが、派手な黄色や赤のポリエステルの半袖、ズボンの衣装を着た地元の人が、壁をゆっくりとつたうパフォーマンスは一年中、見られるそうです。
私はちょうどお祭りの日にいったのですが、各種パンフレットやホームページの宣伝とは裏腹に、驚くほどじみーに、現地の小柄なツバメの巣採りの名手と思われるおじいさんが大きな年季の入った籠を腰につけ、暗い洞窟の壁にへばりつくようにして、ひっそりと登り進んでいました。おそらく本人にはひっそりしていよう、という意志はないのですが、岩登りそのものは派手な演出をしなければ、意外と地味な行動なのです。
最近では、観光客に保険料さえ払えば、鍾乳洞の壁のぼり体験ができるようになりました。日本のテレビの「世界の果てまでイッテQ!」でイモトアヤコさんが、この洞のぼりを体験していました。キリマンジャロ登山などの記録を持つことになる鉄人が、暗さと臭さと湿り気と高さの恐怖に泣きながら高い壁にしがみついて移動していたので、ご存じの方もいるのではないでしょうか。
(つづく)
*来週は更新をお休みします。
【イッテQにも】
建水の燕子洞では1990年から毎年「ツバメの巣まつり(燕窩節)」が行われます。春、夏と洞窟を忙しく飛来する燕の巣を地元の人が立秋時期の8月8日から3日間、実際に採取する祭りです。高いところでは50メートルもある絶壁の暗がりに松明をともし、命綱もそこそこに登り、軽やかに移動していく様は「スリル満点のおもしろさ」と燕子洞のホームページでは謳っています。
このように祭り自体は3日間だけですが、派手な黄色や赤のポリエステルの半袖、ズボンの衣装を着た地元の人が、壁をゆっくりとつたうパフォーマンスは一年中、見られるそうです。
私はちょうどお祭りの日にいったのですが、各種パンフレットやホームページの宣伝とは裏腹に、驚くほどじみーに、現地の小柄なツバメの巣採りの名手と思われるおじいさんが大きな年季の入った籠を腰につけ、暗い洞窟の壁にへばりつくようにして、ひっそりと登り進んでいました。おそらく本人にはひっそりしていよう、という意志はないのですが、岩登りそのものは派手な演出をしなければ、意外と地味な行動なのです。
最近では、観光客に保険料さえ払えば、鍾乳洞の壁のぼり体験ができるようになりました。日本のテレビの「世界の果てまでイッテQ!」でイモトアヤコさんが、この洞のぼりを体験していました。キリマンジャロ登山などの記録を持つことになる鉄人が、暗さと臭さと湿り気と高さの恐怖に泣きながら高い壁にしがみついて移動していたので、ご存じの方もいるのではないでしょうか。
(つづく)
*来週は更新をお休みします。