雲南、見たり聞いたり感じたり

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気になる南米の野菜達②

2018-04-08 10:58:23 | Weblog
写真はチキンのトマト煮込み。辛くないパプリカのようなものが入っていて、味も複雑。胡椒などの香辛料よりもは、トマトの酸味とパプリカや唐辛子による酸味と旨みによる膨らみのある味わい。まったく辛くない。日本人の口に合う味で食べやすい。
メキシコ中心部の高級デパートEl Palacio de Hierroの最上階のレストランにて。
 日本のデパートの上階の料理店、と同じ雰囲気。客も少しハイソな店にきた、という雰囲気がまあまあ漂っていた。チキンの煮込みとスープとトルティーヤ、飲み物つきで800円ほど。


【意外と辛くない!】
 まず、メキシコ料理の概念は辛い、というイメージ先行だったのですが、実際に食べると、雲南のほうがよほど辛い、さらにタイのほうが、もっと辛い、という事実。

 タイは選びようもないぐらいスープにすでに辛めの味付けがまんべんなくされていて、逃げ場ななかったりします。そこにさらに辛い付け汁を付け合わせても可、となっています。

 雲南は様々な民族が暮らす土地柄のせいか、辛いたれや付け合わせは自分でお好みで、自分の皿で付ける、というのが基本。旅行者向けのレストランではなく、地元の食堂ならなおさら、その傾向が強まっていました。唐辛子は日本でも、最近、「雲南トウガラシ」の名前で売られている、小指サイズほどの真っ赤なぴんととがったトウガラシです。いや、それしか知りません。

ところが、メキシコでは、トウガラシの種類が桁違いに豊富。激辛からまったくからくないものまで大きさも形もとりどりです。なかには、日本の煮干しや昆布のようにうまみ成分を期待して入れているようなものまでありました。そう、唐辛子は辛い味を期待する、というよりもは、旨み成分を期待して使っている料理も多いようです。

また、たとえ、辛くてもうまみ成分が口に広がり、身体の循環をよくしてくれるようで、身体がポカポカと温かくなってきたのです。

もちろん、トウガラシベースのつけだれなどはお好みで追加できるようになっていました。ヨーロッパ系、古来より住んでいる各民族、それらの混血であるメスチーソらが暮らす雲南以上に複雑な多民族の土地柄のせいでしょう。
(つづく)

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