とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

湖西連峰トレイルラン

2009-01-11 22:03:33 | マラソン
今年最初のランのイベントは、Hさん主催の「湖西連峰トレイルラン」だった。愛知県豊橋市岩屋町の緑地公園をスタートして二川自然歩道、豊橋自然歩道、神石山、多米峠、大知波峠廃寺跡、本坂峠折り返し、石巻山に至る約22.4キロのトレイルコースだ。登山道、林道がメインでアップダウンがきつく累積標高差は1412mある。高低図を見てもらえばわかるが平坦なのは最初の1キロくらいであとは全てアップダウンである。


今朝は今年一番の冷え込みでスタート会場にはブルブル震えながら向かった。会場にはすでにたくさんのランナーが集まっていた。参加ランナーは45名前後、ボランティアも10名近くいて手作りの大会としては賑やかで盛況であった。

スタート前の集合写真を撮り気合を入れて9:30にスタートする。

しばらく進むと自然歩道入口に入り、早速急勾配の洗礼である。

これからずっときつい登りがあるので焦らず歩いて登る。その後は走ったり歩いたりの連続だったが1時間ほどで最初のチェックポイントのNHK中継塔に着く。それから先もなんどかアップダウンを繰り返し浜名湖や西側の三河湾を望み景色を楽しみながら走った。浜名湖が一望できる場所もいくつもあって景色がいいコースである。

はるか東には富士山の勇姿もしっかり望めた。

雨やどり岩を抜けずっと下ると最初のエイド(CP3)に着いた。ここでは豊橋の走友会の人たちが美味しいカレーを振舞ってくれ、ありがたく2杯もいただいた。ついでにビールも軽く一杯頂いた。寒い日とはいえ、トレイルでは汗をかなり搔いたので一杯のビールも美味しかった。


CP3から最も長い登りコースに入った。そして、CP4、CP5(大知波廃寺跡)までは順調に進んだ。CP5までこれば、残り8キロちょっとなので精神的には気楽だった。コースの矢印も確認して意気揚々と山を下っていった。コンクリートの急な坂道もスイスイと下り林道についたら走りやすいのでどんどん飛ばして走っていった。しかし、先頭集団の人が折り返してくるはずなのに何時まで経っても誰にも会わないのだ。変だなと少しは思ったがそれでも進んでいくとやっと前から走ってくる女性ランナーが見えた。やっと会えたなと思ったのもつかの間、女性ランナーは「道を間違えた。CP6に行ってない」と叫んでいた。ここで自分もハッと思い当たった。これは最後のコースでこのまま行ってしまえばゴールだったのだ。「やっちまった!」と後悔したが今更遅い。後ろから来たNさんにも申し訳なかったが3人で戻ることにした。この時点で2.5キロ近く来てしまっていたのだ。あのきついコンクリートの坂を再び登って戻るのは気が重かったが、第1回の大会をコースアウトで終わらせたくないので頑張って戻ったのだ。


ふたたびCP5(大知波廃寺跡)まで戻る間に、やっと先頭ランナーと出会い、その後もぞくぞくと後続ランナーとすれ違った。すれ違うたびにバツが悪かったが、なんとかCP6のエイドに着いて最後のお汁粉を頂き、気合を入れて元来た道を戻った。何とか頑張って走ったおかげで撤収間際にゴールに着いた。時間にして5時間30分程で距離にすると28キロくらい走った計算になる。コース間違いが無ければもう1時間くらい早かったかもしれないが、みんなよりたくさん走って楽しめたと思えば、悔しい気持ちにもならない。順位等関係ない手作りの大会だからこんな楽しみ方もできるのだ。

ゴール後はお風呂と楽しい宴会で一日が終わった。宴会終了後、会場の窓から眺めた豊橋市内の夜景がきれいだった。