スーパーメジャーと呼ばれる五大国際石油企業(ExxonMobil、Shell、BP、Total及びChevron)の1-3月期決算が相次いで発表された。ここでは売上高、利益(総合、上流部門、下流部門)、売上高利益率、設備投資および石油・天然ガス生産量について各社の業績を横並びで比較するとともに各社の四半期決算の推移を検証する。
決算の詳細は以下の各社のホームページを参照されたい。
ExxonMobil:
https://corporate.exxonmobil.com/News/Newsroom/News-releases/2020/0731_ExxonMobil-reports-results-for-second-quarter-2020
Shell:
https://www.shell.com/media/news-and-media-releases/2020/second-quarter-2020-results-announcement.html
BP:
https://www.bp.com/en/global/corporate/news-and-insights/press-releases/second-quarter-2020-results.html
Total:
https://www.total.com/media/news/press-releases/second-quarter-2020-results
Chevron:
https://www.chevron.com/stories/chevron-announces-second-quarter-2020-results
なお過去の四半期業績及び2010年から2019年までの通年の業績比較は下記レポートを参照されたい。
http://mylibrary.maeda1.jp/SuperMajors.html
1. 五社の4-6月期業績比較
(売り上げは前期比5割減、前年同期比6割減、100億ドル規模の欠損!)
(1)概要(表:http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-22.pdf 参照)
年初から吹き荒れたコロナウィルス禍が世界的な景気後退をもたらしており石油業界もその影響を受けている。国際石油企業五社の場合、需要の減退及びっ石油・天然ガス価格の大幅下落により、4-6月期の売り上げは昨年同期の半分以下、前期(1-3月)に比べても4割前後落ち込んでいる。また損益も今期は全社がマイナスであり、Shellのように200億ドル近い欠損を計上した企業もある。さらに設備投資、石油・天然ガスの合計生産量も全社が昨年同期を下回っている。
各項目について五社を横並びで比較した場合、売上高、設備投資、原油生産量及び原油・天然ガス合計生産量ではExxonMobilがトップであり、損益も五社の中では損失が最も少なく、したがって売上高利益率トップである。これに対して上流部門の損益は全社がマイナスの中で、Totalが損失額が最も少ない、また下流部門の損益は5社中3社がプラスであり、BPが最も利益が多い。Shellは天然ガスの生産量が五社の中で最も多い。
(続く)
本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp
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ExxonMobil:
https://corporate.exxonmobil.com/News/Newsroom/News-releases/2020/0731_ExxonMobil-reports-results-for-second-quarter-2020
Shell:
https://www.shell.com/media/news-and-media-releases/2020/second-quarter-2020-results-announcement.html
BP:
https://www.bp.com/en/global/corporate/news-and-insights/press-releases/second-quarter-2020-results.html
Total:
https://www.total.com/media/news/press-releases/second-quarter-2020-results
Chevron:
https://www.chevron.com/stories/chevron-announces-second-quarter-2020-results
なお過去の四半期業績及び2010年から2019年までの通年の業績比較は下記レポートを参照されたい。
http://mylibrary.maeda1.jp/SuperMajors.html
1. 五社の4-6月期業績比較
(売り上げは前期比5割減、前年同期比6割減、100億ドル規模の欠損!)
(1)概要(表:http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-22.pdf 参照)
年初から吹き荒れたコロナウィルス禍が世界的な景気後退をもたらしており石油業界もその影響を受けている。国際石油企業五社の場合、需要の減退及びっ石油・天然ガス価格の大幅下落により、4-6月期の売り上げは昨年同期の半分以下、前期(1-3月)に比べても4割前後落ち込んでいる。また損益も今期は全社がマイナスであり、Shellのように200億ドル近い欠損を計上した企業もある。さらに設備投資、石油・天然ガスの合計生産量も全社が昨年同期を下回っている。
各項目について五社を横並びで比較した場合、売上高、設備投資、原油生産量及び原油・天然ガス合計生産量ではExxonMobilがトップであり、損益も五社の中では損失が最も少なく、したがって売上高利益率トップである。これに対して上流部門の損益は全社がマイナスの中で、Totalが損失額が最も少ない、また下流部門の損益は5社中3社がプラスであり、BPが最も利益が多い。Shellは天然ガスの生産量が五社の中で最も多い。
(続く)
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Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp