石油と中東

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明暗分けた原油価格とのセンシティビティ:国際石油企業とENEOS/出光興産の業績比較(5)

2021-06-10 | 海外・国内石油企業の業績

*2020年(度)業績比較表1-D-4-25 及び2021年1-3月期業績比較表1-D-4-26参照。

 

2 売上高 

(ExxonMobilの売上高はENEOSの2.5倍、出光の4.2倍!)

(1)2020年(度)年間売上高[1]

(図http://menadabase.maeda1.jp/2-D-5-02.pdf 参照)

 ENEOSの2020年度の売上高は7兆6,600億円(722億ドル、換算レート:106円/ドル)であり、出光は4兆5,600億円(429億ドル、換算レート:106.1円/ドル)であった。一方メジャー5社の売上高はExxonMobil、Shell及びbpの3社がほとんど同額の1,800億ドル強で並んでおり、これに次ぐのがTotalの1,407億ドル、Chevronは1千億ドルを下回る945億ドルである。売上高トップ3社と日系2社を比較すると、ENEOSは4割で、出光はトップ3社の4分の1である。

 

(続く)

 

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        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                               E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

 

[1] 「売上高」とは各社の決算財務諸表に示された下記の項目を言う。

ExxonMobil:Total revenues and other income

Shell:Total revenue and other income

bp:Sales and other operating revenues

Total:Sales

Chevron:Sales and other operating revenues

ENEOS: 売上高

出光:売上高

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