たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

紀伊半島の旅(その9) 白浜海岸・千畳敷と三段壁

2016年04月09日 | 
続き


R42をひた走り次の目的地千畳敷に着いたのは2時を少し回った頃でした

駐車場無料の看板につられて車を駐車場に置き「さて」と歩き出しますと

駐車料金受け取りの建物が出口に設置されているではありませんか

こちらには「1000円以上の土産購入で無料」と書かれております

周辺の駐車場を見ますと、どこも同じ形式です

いらない土産を買うのもバカバカシイ

「いや、観光バスも来る景勝地ならば絶対、無料駐車場が有るはずだ」

そんな時の行動は早い雄さん

やはり千畳敷入口に有りましたね








「ワッ、凄い」それが第一声でした

砂岩からなる広大な岩盤が緩いスロープを描いて太平洋に向けて突き出しています

この柔らかい岩は第3世紀層の砂岩から成り立っていると言う地質学的に貴重なものであるにも関わらず

みんなで渡れば怖くない心理か「記念の落書き?」が目立つのが美観を損ねておりました








実は千畳敷と言うので私は平らなイメージを想像しておりましたが

ここで言う千畳敷とは畳を幾重にも重ねた様に見える事でその名が付けられた様です

長い間、波の浸食により形成された姿なのですね






波が作り出した造形美と言いましょうか

岩肌の模様や甌穴もまた楽しからずやです

ここ一ヶ所にはアオサやヒジキも見られました

荒涼とした景観の中のオアシスかな?








私達は牛若丸になった気分で岩から岩へと飛び移り進みます

場所を変える毎に表情を変える岩盤はまるで異次元を彷徨っている様でした




ここにも有りました、東尋坊を彷彿とさせる断崖絶壁の入り江

思わず足が竦みました

それでもジリジリと先端近くまで行きましたが、ここが限度かな!

もう一つの名称三段壁は車で数分先です


イカやサザエを焼く香りが漂う路地を過ぎると桜が迎えてくれました

三段壁はその直ぐ先です




高さ約50mの断崖は千畳敷とは趣の違った勇壮な景観でした

約2K続くと言う岩壁に打ち寄せる波の縁取りが美しさを添えています




ここも深い入り江になっておりスリルを求める若者たちの姿が見られましたが

ここへ行くには入り江まで降り登り返さねばなりません

若くないんだから・・・そんな声が聞こえた気がして・・・

無数の穴はコウモリの生息地

遊歩道が有り探検も出来るらしいのですがコウモリはどうも苦手でして・・・


行きに生唾を飲んで我慢したサザエ

寄らずしてどうしましょう

一つ350円、美味しかったです~

続く


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