たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

紀伊半島の旅(13)  浮島の森~花の窟 そして間抜けな私

2016年04月19日 | 
続き


いきなり新宮警察署

事件が起きました

高価な真珠を失くしてしまった?

いえいえ勝浦は通過しましたので購入しておりません

では此処で近く開かれるサミットの警戒で不審者と勘違いされた?

有り得そうですが開かれるのは伊勢の賢島ですし未だ警戒態勢には入っておりません

実は

新宮市に入った所で「浮島の森」「徐福の墓」という案内板に目を止め行ってみようと言う事になったのです

丁度昼時でしたので先ずは食堂を探しました

最初、暖簾を潜ったお店は注文の物が出来ないと言うので次の店へ

それ程お腹も空いていませんでしたのでウドンを注文し・・・それが、とても美味しかった・・・

気分よく食べ終える頃、ふとスマホが頭を過りました

「おや?スマホ・・・きっと車に置いて来ちゃったんだわ」

        


ところが車の中を探しても何処にも有りません

その時に諦めていた眼鏡が座席の下に・・・

ドアを閉めた振動で落ちてしまった様です

こんな所に有ったんだとホッとしましたが本命は眼鏡じゃないスマホ

食堂へ戻りましたが、やはり有りません

お店の方がベルを鳴らして下さいましたが空しくなり続けるばかり

どらさんとの打ち合わせも有りますし困った事になってしまいました

大涯西郎 「大門坂の休憩舎に置いて来たのではないか」

御徒棉子 「そうなのかしらね」

大涯西郎 「とにかく行ってみよう」

御徒棉子 「スイマセン」

当然、雄さん呆れ顔です

   ←  ←  ←  ← 

やはり有りませんでした

休憩舎に一人の男性が休んでおりましたので事情を話しベルを鳴らして頂くと

電話に出たのは新宮警察署の遺失物係りの女性の声でした

話から推察しますと、どうやら新宮で食堂を探す為に車から降りた時に落としてしまった様です

膝の上にでも置いていたのでしょうかね

拾って下さった方は名前を名乗らず近くに居た保育園の保母さんに託したと言う事でした

ともかく手元に戻りました




新規、まき直し

気まずい雰囲気から解放されれば立ち直りも早い、浮島の森にレッツゴー

どんな所かと言いますと市街地の真ん中に沼地が有り其処に島が浮いています

太古から有った沼に風倒木や腐葉土が堆積し下層のメタンガス等によって浮動しているのだそうです

当然、水嵩が増せば島も浮き強風によっては移動もするのだとか




まるでジャングルを探検する気分で森に分け入りますと

蛇性の婬と言う恐ろしげな底なし沼が口を開けていました

落ちたら本当に浮き上がれず大蛇の餌食になってしまうのでしょうか、クワバラ・クワバラ


薄暗い密生する木々の中

ワシの眠りを妨げる者は誰じゃ

視線を感じて目を凝らすと一匹の猫が片目だけを開けて睨んでいます

マッタクゥ、驚かさないで! こちらの方が睨みたい位だワヨ

この後、丸山千枚田に行く予定に入っていますので徐福の墓はパスし国道に戻って北上します

さて、ナビに頼れない千枚田

尋ね尋ね進みますと世界遺産花の窟と言う看板が

目に留まれば寄らない訳にはいかないでしょう




鳥居を潜りますと別世界に来た様な静けさに包まれ何処かヒンヤリした空気が漂う参道でした






不意に覆い被さる様な巨大な岩壁が行く手を遮る様に立ちはだかりました

この時は下調べもないまま訪れましたので

此処がイザナミノミコトの御陵で有る事は知らず、ただの物見遊山でしたが

後に調べたところによりますと

ここは日本書紀にも記されている国生みの舞台で日本最古の神社なのだそうです

神々の母であるイザナミノミコトがカチツグノミコトを産んだ直後

灼かれてなくなってしまった為、葬られたのがこの場所であり

近くには逆上した父に殺されたカチツグノミコトの墓も有った様ですが、それは確認できませんでした

とにかく高さ役50m、幅80mの大岩はカメラに納まりきれません

岩の上部を拡大しますとイザナミとカチツグが仲良く並んでいる様に見えなくも有りません

後にどらさん言うに「花の窟は大好きな場所で何度も訪れている、宇宙が感じられるんです」と

仰っていましたが前もって此処が何であるか分かっての見学で有れば

私もそう感じたのでしょうか




私にパワーを授けたまえ

ゲンキンなものですね、急に力が漲り鼻歌が・・・


ここでもう一度、丸山千枚田の場所を聞き山里遠い丸山に向かったのでした

続く


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コメント (13)
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