続き
昔、伊勢参拝の途上、二見が浦で日の出を拝み身を清めたと言う風習が有ったそうです
それに習った訳では有りませんが、やって来ました伊勢神宮です
3時半になろうかという時刻
宇治橋を渡って・・・(緊張に背筋がピンと・・・いえ寒かったのです)
五十鈴川の清流で手を洗い
三重の銘酒を横目で眺め・・・(オー、目の毒)
第一の鳥居を潜れば、そこはパワー漲る神域
何処か空気が変わります
海の向こうの団体さんも、話を慎むよう言われてやってきたのでしょうか
此処では、やけに静かでした
人の多さの割に此処では誰もが厳粛な気持ちになるのでしょうか
鳥の囀りさえ聞こえる静けさに包まれた参道です
神楽殿を左に見て石が敷き詰められた参道を進みますと
古代から信仰のナンバー1を誇示している正宮が目の前に
石段を踏みしめる時には俄か信者の私でも、神妙な気持ちになりました
ここは元々皇室の御祖神である天照大御神を当時まん延した疫病を静める為に
2000年余り前、ここに移されたのだと言われますが
俗に言うお伊勢参りが庶民の間に流行したのは江戸時代になってから
その後、色々な遍歴の中で存続に苦労した時代も有った様です
今、私達は入手が非常に難しいかったと言う通行手形を携帯する必要もなく
旅の途上、フラッと立ち寄る事が可能となった訳ですから良き時代と言えば良き時代ですが
大半が物見遊山的な参拝に変わって来つつ有る事も事実でしょうか
ここは神殿脇のロープが張られた立ち入り禁止の一角です
そう言われれば緑濃い木々を通して荘厳な空気が漂っている様に感じられないでも有りません
2000年の重みが感じられる古木ですね
来た参道を少し戻り右に上がりますと御稲御倉が有りました
この中には神に供える稲が納められているそうです
人の波に乗ってなおも進みますと荒祭宮(あらまつりのみや)が有りました
祭神は天照坐皇大御神荒御魂(あまてらしますすめおおみかみのあらみたま)
舌がもつれてしまいそうですね
でも、この神様、事に当たって動きを示す荒く猛々しい御魂で
要は困った時に救済の手を差し伸べてくれる有り難い神様なんですって
この神域で一番のパワースポットかもしれませんね
私はやはり、こんな場所が心が落ち着くかな!
昔から参拝者がお蔭詣りの後に立ち寄ったというおかげ横丁
いわゆる門前町ですが今の街並みは
三重県に点在する江戸、明治期の家を移築し当時を再現したものなのだとか
しかし賑わいは今も昔も変わらない様です
甘いものに目が無い私は先ず最初に目に留まった名物赤福を購入
ここで夕食を済ませましょうと食堂を物色しますが
どの店も暖簾を下げ閉店の仕度に取り掛かり始めていました
時刻は17時、仕方なく松坂牛コロッケ(250円)を購入し・・・でもこれ美味しかった~!
食堂は閉まっても通りの賑わいは衰えません
静かな路地で何やら食べながら話をする女性、懐かしい射的に興じる若者
老若男女入り乱れて雰囲気を楽しんでいます
ここは寄席等も催される神話の館
その手前にジャンボ宝くじの旗が・・・
買っても当たらない宝くじ、しかし買わなければ当たらない宝くじでも有ります
さて私はどちらを選択したでしょうか
町並みも大分、影って参りました
土産やさんを覗くと猫が気持ち良さそうに大の字になって・・・
私も疲れました
一風呂浴びて車の中の寝室で大の字を決めたいと思います
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