続き
芳ヶ平ヒュッテを後にワタスゲの原を散策です
広大な原に無数に散らばる白い綿穂
その綿穂が僅かな風に揺れています
それにしても凄い数です
それでも一昨年に比べたら少ない(昨年は疎ら)と通りかかったハイカーが
話しておりましたが私には十分、満足の行く眺めです
池塘の端にベンチが有れば腰を下ろし少し歩いてベンチが有ればまた腰を下ろす
テントを張っても良いと言われれば絶対そうしたい
フワフワとした柔らかな綿穂
まるで耳かきの先に付いている綿の様ですね
実はこれ、種の集まりなんですって
それでは花は?
綿穂の下に隠れるように有る小さな粒の様な物、意外と地味だったのですね
歩いても歩いてもキリが有りませんが飽きもしません
全然、飽きません
池塘に写る姿もいいものです
風が吹いてワタスゲを揺らせば水面のワタスゲも
波紋と共に揺らめく
そんな光景を見ているだけで時はどんどん流れて行きます
そんな夢の様な一時にも何処かでキリを付けなければなりません
リュックを背負い私達はもう一度、湿原に目を向け芳ヶ平を後に
渋峠への登りに掛かりました
湿原では全く虫は気になりませんでしたが、ダマシ平を過ぎて登りに掛かった辺りから
払っても払っても襲い掛かる虫の攻撃を受けました
「はっか油」を首筋や頭に振り掛けても全く効きめなし
耳の中に入ったり目の中に入ったり
仕方なく手拭いを顔の前でクルクル回して追い払いながらの登りとなりました
この時期は虫対策は万全にした方が良さそうです
(3回に渡って綴った芳ヶ平、お付き合いありがとうございました)
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