2日目 (3)
ここは智恩寺
私が密かに楽しみにしていたお寺さんです
何が楽しみだったかと言いますと・・・それは後ほど
日本三大菩薩の一つと謳われる文殊様が安置される文殊堂
808年、平城天皇の勅願により建てられ醍醐天皇から904年に寺号を賜ったと伝えられています
室町時代建立の多宝塔
楽しみにしていた物とは・・・これです 扇の形をした「おみくじ」 なんです
此処ならではの独特の景観ですね
そこで私も今後の旅を占ってみれば・・・
雄さんは吉 私は大吉・・・喜ばしき事かな・・・でした
ドッシリとした山門です(東西約10m 南北約7m )
この門は別名「黄金閣」と呼ばれ
江戸時代、この山門の再建に当たって皇室から黄金を賜った事からその名が付いたのだとか
駐車場の関係でまたまた逆回りになってしまいまいたが山門を出れば
煩い呼び込みも無く落ち着いた門前町が伸びていました
傍らには天橋立の3・6kを自転車で走り抜けを試みる者の為にレンタサイクルが
行く手が騒がしいので近づいてみますと運よく船を通す為
回旋橋をずらしているところでした
そう何回も有るわけでは無いので、これはラッキーと言えるでしょう
「人おして回旋橋の開くとき 黒雲動く天橋立」 与謝野晶子
美しい白砂と松林
「神の世に神の通いし跡なれや雲井に続く天橋立」・・・春海
一本の松が三又に・・・「三人寄れば文殊の知恵」から引用された「智恵の松」
智恵と言えば右の写真は智恩寺の境内に置かれた「智恵の輪」
この輪を3回潜れば、文殊様の知恵が授かるのですって
但し輪の中に体を通すのはNG さてどうしましょう
私が一つ思いついた事は晴天の日に落ちた影を潜る・・・は??? 単純すぎかな!
甘い匂いに誘われて入った甘味処
四角いお持ちしか知らない私は関西の丸餅に妙な感激!
天橋立を歩き終わって一つ残念だった事が有ります
あと、50mほど歩いて行けば磯清水の湧く場所が在ったのですが後の祭り
と言ってわざわざ戻るのも面倒ですしね
ただ海の中に真水が湧いていると言う不思議は和泉式部も詠っている事ですから
平安時代には既に知られていたと言う事になりますね