たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

北陸・近畿の旅 「木の根橋」 「田ステ女」

2019年11月27日 | 

5日目 (2) 雨

今日は一日、雨になりそうな空模様でした

今頃 竹田城は天空の城かしら・・・そんな事が脳裏をかすめる山並みの風景です

一日ずれていたら・・・そう上手くはいかないのが旅というものですね

福知山から丹波篠山へ向かっている途中「木の根橋」の案内

木の根橋?木の根橋?って一体何?

思わずハンドルを左に切りました

   

 ここは柏原(かいばら)の城下町

この八幡宮は万寿元年(1024)、京都石清水八幡宮の別館として創建された神社だそうです

拝殿は国の重要文化財にしていされていると有りましたが

さすが、この雨の中 坂道を登るのは躊躇われましたが

後で観光案内書で頂いたパンフを見ますと神社には珍しい三重の塔や

丹波佐吉作の力強い狛犬など寄らなかった事を後悔する様な説明が数々と有ったのでした

 

 

 

 

写真ではその迫力を表現できませんが実際ここに立ちますと樹齢1000年と言う時を経て

ここまで育った根にこれは見るべき価値のあるものでした

   

上の写真は陣屋跡の表玄関に当たる長屋門 下の写真はその柏原藩陣屋跡

陣屋は家督を継いだ織田信休が封印後約20年を経た称徳年(1714)に造営したもので

当時は約20000㎡の敷地に表玄関、中御殿、奥御殿のある主屋や台所

幕末には藩校の崇広館等が存在し

現存するのは文政3年(1820)に再建された表玄関の一部です (説明書より)

   

 

   

藩校で有った時には職員室や教室として使用されていたと言いますから何と興味深い事でしょう

 

 

 

 織田家の家紋木瓜紋

 

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柏原には忘れてはならない人物も数多くおりますが

その内の一人「二の字二の字の下駄のあと」を詠んだ俳人田ステの生まれた地でも有ったのですね

恥ずかしながら、俳句は知って居ながらも田すての事は全く知らなかった事でした

この句が6歳の時の物であった事が更に驚きでした

「母様、見て! すてが歩いた後の下駄の痕が二の字に見えるわね」

そんな幼い頃の母との言葉が頭に浮かんできます

 

方は明治18年(1885)に建てられた黎明館で近代初等教育施設の建物としては

兵庫県下では最古の部類に属するそうです

内部は歴史資料館、喫茶、貸室として今も現役でした

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柏原城下町は落ち着いて廻ればこの他にも見どころはたくさん存在する様です

既に遅しですが10月中旬には柏原藩織田祭りが有り総勢約100名の武者行列も行われたのだとか

通り一遍では勿体なかった柏原でした

続く

コメント (9)
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