9日目
予約に有り付けた湯宿「ホテル美松」は部屋数68室と言うビッグなホテルでした
創業120年という老舗宿です
私達の部屋は二階の一番端
風呂へ行くにも食堂に行くにも、とにかく遠い
朝食を頂き庭を歩いてみました
立派な庭園ですが一部、老朽化しており左に見える太鼓橋は渡る事が出来ません
このホテルの歴史を物語ってますねぇ
紅をさした様なこのおちょぼ口・・・
何だか美松さんの紹介の様になってしまいましたが、あわらの湯が堪能できた満足の一泊でした
突如現れた映画のセットの様な「湯けむり横丁」
小さな坪数の店がズラリと並んでいます
湯けむり横丁を抜けますと次は真新しい施設の足湯です
「2つの源泉を使用し種類の違う5つの足湯が楽しめる」 のだそうです
医師・籐野厳九郎の生家(国の有形文化財)前に立つ氏と魯迅(ろじん)の像が有ります
この二人の結びつきは留学生としてやってきた魯迅が
仙台医学専門学校(現在の東北大学)に入学した事から始まります
当然、魯迅は医学を学ぶために医学部を目指した訳です・・・が
いきさつは私には解りませんが医学の道を捨て文学に転向したのです
一方、籐野氏は、かなり厳しい教授であった様ですが
後に執筆した魯迅の「藤野先生」の著書には厳しい中にも優しさを持つ人物像が描かれている事から
生徒からは信頼され尊敬される教授だったのでしょう
その時に字の間違いや表現方法等々を教示した事で師弟関係はより深まった様です
(私的な解釈で記しましたので表現に間違いが有るかもしれません)
船津温泉薬師堂
大正時代に創建された病気平癒の薬師如来を祀るお堂です
コンパクトに回れる温泉街でしたが少し疲れましたので此処で一服し
「とよさん」が北前船の館と新潟の舟屋跡を教えて下さいましたので
其方へ向かう事に致しました
R305沿いで見つけた 北鎌湖
いいですねぇ、のんびりと・・・
暫く走りますと「この辺り見覚えが有る」と雄さん 私???
思い出したのは少し先の吉崎御坊の寺を見た時でした
「おっしゃん、吉崎ごぼうとは吉崎と言うブランド名かね」と聞かれたと話す、あのお坊さんは楽しかった!
更に北上し尼崎の橋立にやって参りました
ここに北前船の館は有ります
車から降りますと上空が何やら騒がしい
爆音を立て二機づつ編隊を組んで飛行しております
そう、近くには小松基地が在るんですよね
さっそく調べてみましたらステレス戦闘機の試験飛行中との事でした
では北前船の館へと参りたいと思います
続く