たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

舟屋に潮風が吹き抜けて(北陸・近畿の旅最終章)

2019年12月27日 | 

10日目

石段を降りると右に寂れた舟屋群が連なっている

何と言う寂しい景色なのでしょう

暫くは呆然と立ち尽くしたまま足が前に出ませんでした

聞こえて来るのは打ち寄せる波の音だけ

「とよさん、渋いなぁ」 雄さんがぼそりと言いました

今は引き潮の時なのでしょうか

波に運ばれた丸太の散乱が一層、侘しさが募ります

 

雄さんも私も夢中でこの光景をカメラに納めました

ここで漁業に勤しんでいた人達は今、何処へ行ってしまったのでしょう

 

旅の前半に訪れた伊根の舟屋は活気に溢れていた

片や、ここは人っ子一人いない見放された廃屋

余りにも対照的過ぎる光景に言葉も見つからない私です

 

 

舟小屋に納められた舟は今も使われているようですね

吊るされているのは冬の荒波に対する対処法でしょうか

 

 浜から離れた場所に電柱が一本、取り残されています

夕方、帰って来る舟が座礁しない様、灯台の役目でもしていたのでしょうかね

 

 

 海の男たちが漁に勤しんでいた筒石の漁場に潮風が通り抜けて行きました

この舟屋群はこのまま朽ちてしまうのでしょうか

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僅か10日間の旅でしたがブログ作成に2ヶ月も費やし本日、漸く終わりました

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本当に本当にありがとうございました

今、来春の旅に向けて気持ちが動き出しております