たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

梅雨の夕焼雲

2017年07月20日 | 自然
 榛名

例年ならばじめじめとした雨が降り続く関東地方ですが

6月7日、梅雨入りはしたものの一部に局地的な豪雨をもたらし続けた

異例な停滞型梅雨前線はこちらに纏まった雨を降らせないまま

7月19日、梅雨明けを迎えました

 南方面

それでも何処となく6月の雲と言う空模様です

 赤城山


 榛名山


 榛名山


 榛名山


 榛名山

この日は僅かな時間に雲が変化し続けました

6時40分、時間も正確に夥しい程の数のカラスがネグラへと向かいます

カラスが移動し静寂の空に榛名湖から湧きあがった雲でしょうか

三岩岳と杏ヶ岳から太い火柱が上がりました

榛名山は休火山です

将来、画像の様な光景が現実となる事も有るのでしょうか

 榛名山

日が変わって日暮れ近く

ジッと見ていましたら「怒り狂った怪魚」の様に見えてきたのですが??

 榛名山


 榛名山


 榛名山

空に油を流した様な、ねっとりと言いますかトロ~ンとした雲

 榛名山


 榛名山

かと思えばこんな爽やかな雲の日も

 赤城山


 赤城山

如何にも優しげな雲が赤城山を際立たせます

 榛名山

最後は激しく燃えました


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(3)草津白根山(芳ヶ平はワタスゲワールド)

2017年07月18日 | 登山
続き
















芳ヶ平ヒュッテを後にワタスゲの原を散策です

広大な原に無数に散らばる白い綿穂

その綿穂が僅かな風に揺れています








それにしても凄い数です

それでも一昨年に比べたら少ない(昨年は疎ら)と通りかかったハイカーが

話しておりましたが私には十分、満足の行く眺めです








池塘の端にベンチが有れば腰を下ろし少し歩いてベンチが有ればまた腰を下ろす

テントを張っても良いと言われれば絶対そうしたい

  



フワフワとした柔らかな綿穂

まるで耳かきの先に付いている綿の様ですね

実はこれ、種の集まりなんですって

それでは花は?

綿穂の下に隠れるように有る小さな粒の様な物、意外と地味だったのですね




歩いても歩いてもキリが有りませんが飽きもしません




全然、飽きません






池塘に写る姿もいいものです

風が吹いてワタスゲを揺らせば水面のワタスゲも

波紋と共に揺らめく

そんな光景を見ているだけで時はどんどん流れて行きます




そんな夢の様な一時にも何処かでキリを付けなければなりません

リュックを背負い私達はもう一度、湿原に目を向け芳ヶ平を後に

渋峠への登りに掛かりました

湿原では全く虫は気になりませんでしたが、ダマシ平を過ぎて登りに掛かった辺りから

払っても払っても襲い掛かる虫の攻撃を受けました

「はっか油」を首筋や頭に振り掛けても全く効きめなし

耳の中に入ったり目の中に入ったり

仕方なく手拭いを顔の前でクルクル回して追い払いながらの登りとなりました

この時期は虫対策は万全にした方が良さそうです

(3回に渡って綴った芳ヶ平、お付き合いありがとうございました)


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(2)草津白根山(芳ヶ平は鴨の楽園)

2017年07月16日 | 登山
続き

芳ヶ平には無数の池塘が点在しています

その池塘近く


 を見つけました

子鴨を引き連れて草原をお散歩でしょうか


これはこれは思ってもみなかった拾い物

ドッコイショと座り込んで暫く観察する事に致します




中々のスイマー振り

泳ぎもスッカリ板につきました




一泳ぎの後はお散歩ですか?

どの世界も子育ては大変、目が離せませんね




周辺には今回の第一の目的のワタスゲが丁度今、盛りです

  



ハクサンシャクナゲも白、ピンクと色を違え

こちらも見頃を迎えておりました






居ました居ました、こっちの池塘にも鴨の親子




湿原に食虫植物であるモウセンゴケは欠かせません

繊毛から粘液を出して虫を捉える準備も万端

「さぁ何時でも来い」と待ち構えています


この花はツルコケモモでしょうか、ヒメシャクヤクでしょうか

背丈5㎝位、花5mm位の小さな花もモウセンゴケと競って群生しています



  



道草を食い喰い芳ゲ平ヒュッテに着いたのは11時半

何と1時間の道程を2時間半かかっていました

写真は気さくなオーナーご夫妻と私の顔より数倍大きい救助犬

(救助犬は全部で3匹いました)




今日は宿泊者の予約が入っているのでパスタは無理でしたが

作った本人も名前が解らないパンケーキ(?)なら作れると言うので

それを戴く事にしました

レトルトは一切使っていないそうで

紅玉をワインで煮たものに干しブドウと生クリームを乗せ

シナモンを振りかけたそれは即席とは思えない美味しさでした

ここでの楽しい事や苦労話を聞きながら1時間ほど過ごしたでしょうか


この後は、いよいよワタスゲの原を散策です


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(1)草津白根山(渋峠から芳ヶ平)

2017年07月14日 | 登山
漸く草津白根の火山活動のレベルが下がり

白根山に踏み入る事が出来るようになりました

okeiさんの芳ヶ平の一言に刺激を受けた私、この時期はさぞかし涼しかろうと

お花の宝庫「芳ヶ平湿原」へ行って参りました

此処は白根山の火山活動により形成された湿地群で

2015年5月ラムサール条約に登録されました

入山口はチャツボミゴケ公園、草津温泉、白根山、渋峠の4コースが有りますが

私達が選んだのは標高差は厳しくも最短距離で行ける渋峠です




日本一高所に有る国道地点を過ぎその先の渋峠に車を置き

いよいよ登山、開始

が、ちょっと勝手が違い標高差339Mをひたすら下るのです


大小の石が散らばり、うっかり余所見をしようものなら

足を挫きかねない非常に歩きにくい道を慎重に下ります


(ミツバオーレン)


(タンポポ)

  



(イワカガミ)


(ショウジョウバカマ)

此処は花の宝庫と言われますが次々に現れる山野草に足が前に進みません




(ツマトリソウ)






(アカモノ)




(ゴゼンタチバナ)


(ツガザクラ)

イワカガミやツマトリソウが帯となって咲く中

別の花を見ればまた足を止め、涼風が吹けば体全体で受け止め・・・

もう時間なんて気にする必要はないですね


(カラマツソウ)


(オオカメノキ)


(コメツガの実?)


(シラネニンジン)・・・じゃないよね


(マイヅルソウ)

この花を見つけて「確か鳥に関係している名だったが、はて?」

なかなか思い出せません

「マイヅルソウ」と分ったのは、それから30分後でした

最近、頓にこんな事が増えている私です




傾斜が緩んで来たと思っているとヒョッコリダマシ平に着きました

此処は渋峠から芳ヶ平のちょうど中間点

コースタイムは30分と有りましたが花の多さに

何と1時間10分を要しておりました

「スキーヤーが此処を芳ヶ平と間違え危険なガラン沢方面に

下ってしまい、しばしば遭難が発生した事から付けられた名称」なのだとか


一面の笹原の中、少しの間、平坦な道が続きます


しかし、それに喜んではいられません

芳ヶ平目指して急下降の始まりです

今日の様な天気の日には快適な木の階段も一たび雨が降れば

足を滑らせるトレッカーも居るでしょうし

階段の下は80㎝位の溝になっていますので危険です

特に雪解けの頃は要注意個所でしょう

笹が途切れ木々が頭上を覆う様になると見るべき花も少なくなり

ただ黙々と下る事のみに集中

すると


白根山が! 芳ヶ平の一角が! 突然、目に飛び込んで来ました

白根山のちょうど裏側、幾筋もの噴煙が見てとれます


更に下ると湿原に一筋の木道も見えてきました

荒涼とした白根山とは対照的に何と伸びやかで緑豊かなのでしょう






湿地帯はもう目前

傍らに咲く(ヒオウギアヤメ)が気持ちの高ぶりを鎮めるかのように

私達を引き止め沢を渡る風に揺らいでいました


木道の掛け直し作業が進んでいる中、さぁいよいよです



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猛烈な雷雨

2017年07月12日 | 自然

たまボブさんのコメントのお返事に

雷も暫く影を潜めている書いた事が天を刺激したのか

それから数十分後、猛烈な雷雨に見舞われました


私は生協の品物を取りに姉の家に向かっていたのです

途中、ポツリと雨滴が窓に落ちるとそれから二分も経たない内に

ワイパーを最強にしても間に合わない程大粒の雨がウインドウを叩き始めました

雷鳴も激しく上空で暴れまくっています

何とか駐車場にはいけましたが、そこから一歩も出られず

私は完全な孤立状態

なすすべも無く雷鳴に身を縮ませながら叩きつける雨を眺めているばかり

「そうだ、カバンの中にカメラが」

いそいそと取り出して写したのが、この3枚です


僅かに小振りになった時に意を決して姉の家に飛び込んだのは

それから30分後の事でした


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