続き
~桧枝岐散歩~
桧枝岐に宿泊したのはこれで3回目
おおよその所は廻りましたので近年 新設された名所を巡ってみました
9時、チェックアウトをし
お世話になった民宿「郷」を後にモウカケの滝方面へと向かいます
その前に村の平安を守る六地蔵は桧枝岐歌舞伎と同じく
桧枝岐には欠かせないものですので今回もカメラに収めます
傍らに冬の厳しさを物語る写真が飾って有りました
「郷」の女将さんの話によれば今年2m50㎝の積雪だったとか
そう言えば桧枝岐を散策していた韓国の女性と
共同浴場「燧の湯」で再会した単独登山の女性はもうチェックアウトしただろうか
温泉街の外れに中土合公園が有り渓谷に興味を魅かれて車を停めてみました
落差2~3mの滝を泡立たせながら下流へと流れる様はまるで絵の様ですね
中土合公園の直ぐ先
右手に数戸の移築された建物が有りましたが前回には確か無かったはず
~モウカケの滝~
さて、いよいよもう一つの尾瀬の滝、期待に胸が高鳴ります
僅かに紅葉した道を奥へ奥へ
この写真は展望台から眺めたものですが勿論滝壺への遊歩道も整備されています
駐車場に車が有りましたので、その方の姿が無いという事は滝壺へ向かったのでしょう
私達は敢えて無理は致しません
このモウカケの滝、説は二つある様でして
一つは平安時代の女性の装束の腰から下に纏う服の呼び名
もう一つの説はサルオガセが「毛を掛けた」状態に見立てたと言う事ですが
皆さんはどちらを支持いたしますか?
三条の滝に比べれば水量こそ多く有りませんが一気に白布の様な水を落す様は
女性ならばやはり平安時代の女性像を浮かべるでしょうか
懐かしい会津駒ヶ岳の姿を眺め桧枝岐の道の駅に立ち寄ればベンチに書かれていた
この言葉、「そう急がずちょっと坐っていきなさいよ」ってところでしょうか
帰りは高速を使わずにR352からR121を通り日光経由で戻ります
車窓には眩しい程の黄金色の海がどこまでもズッと続いておりました
収穫を終えた稲穂の干し方も、その土地の工夫が見られて興味深いものですね
道の駅「田島」を過ぎて暫く走りますと右手に
朽ちて空家のなっている藁ぶき屋根の民家を見つけました
復員後、民家を心底愛して全国の民家を描き続けた画家「向井潤吉」の世界です
朽ちたと言えば、ウッカリ左折せずに直進してしまって足尾の町に入ってしまい
Uターンした場所で目にした嘗て繁栄を誇った時代の遺物
官舎と数件の家が草に埋もれて佇んでいました
縁あって足尾は良く通った町ですが今でも人形作家・白石さんがしんみりと語った
「足尾は寂れてしまいました」というあの言葉がここを通る度に
浮かぶ忘れられない言葉です
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●私達は地方を訪れますと必ず地場産・お味噌を購入致します
一か八かですが道の駅「田島」で購入した「母ちゃんの味噌」、これは美味しかった
米麹が効いた甘さ控えめな素朴なお味噌だったのです
(1)~(4)まで長いブログになりました
お付き合い下さった皆様、本当に有難うございました
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