マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

今日は盆明け・・・『送り火』 そして 『もし完全になりたいのなら、持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。』

2021-08-16 05:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
8月16日。月曜日。曇り。のち雨。

連日の大雨です。
今朝は雨の小康状態。中休み。 

午前5時。

 久しぶり・・・   『雲の中の朝陽』
 

        今日は、『盆明け』 です。

    3日前に『迎え火』で、この世にお迎えした御先祖様の霊を、
    今日の夕方には、『送り火』で、あの世にお送りする日です。

    お別れ前に・・・
    今朝の散歩に、御先祖様たちとご一緒しました。
  先に天国に逝った父母や兄二人、祖父母、伯父や叔母、恩人や友人たち、他たち。
  お一人お一人と、お顔を思い浮かべながら、おしゃべりをしました。

  楽しかった思い出を語り合い、感謝の言葉やごめんなさいの言葉を申し上げ、
   おひとりお一人とゆっくりと話しました。 涙が止まらなかったです。
       心が満たされました。感謝でいっぱいです。


午後8時。
点火される・・・ 

    五山送り火・・・『大文字の送り火』
    
      如意ヶ嶽(大文字山)の『かがり火』
 
     テレビに映る『送り火』を拝しながら、
 御先祖様のお精霊をあの世へお送りすることに致しましょう。
   御先祖様のお精霊の御訪問に感謝申し上げましょう。
      来年の再会をお約束申し上げましょう。


  正に、八月は『慰霊と平和祈念の月』、といわれるとおりです。
  原爆投下の日には、広島と長崎で、『慰霊と平和の祈念』を致しました。
  終戦の日にも、『慰霊と平和の祈念』を致しました。
  お盆には、御先祖様の『慰霊』をし、御先祖様とともに『平和の祈念』を致しました。

  祈ります。

   『いつくしみふかい父よ、すべての死者を心の留めてください。
       あなたの子であるわたしたちすべてが、
    あなたの国で、永遠の命にあずかることができますように。』
          カトリック祈祷書『祈りの友』参照


そして。

今日は8月16日。年間第二十月曜日。

『今日の入祭唱』

    『見よ、主は御目を注がれる。 
 主を畏れる人、主の慈しみを待ち望む人に。』
      詩編 33章18節


『今日の福音 イエスの御言葉』

 『そのとき、一人の男が イエスに近寄って来て言った。
        「先生、永遠の命を得るには、
     どんな善いことをすればよいのでしょうか。」

  イエスは言われた。
    「なぜ、善いことについて、わたしに尋ねるのか。
        善い方はおひとりである。
     もし命を得たいのなら、掟を守りなさい。」
    
      男が「どの掟ですか」と尋ねると、
  イエスは言われた。
   「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、
   父母を敬え、また、隣人を自分のように愛しなさい。』」
  そこで、この青年は言った。
     「そういうことはみな守ってきました。
      まだ何か欠けているでしょうか。」
  イエスは言われた。
   「もし完全になりたいのなら、行って持ち物を売り払い、
    
        貧しい人々に施しなさい。
      そうすれば、天に富を積むことになる。
       それから、わたしに従いなさい。」

    青年はこの言葉を聞き、悲しみながら立ち去った。
    
      たくさんの財産を持っていたからである。』
        マタイによる福音書 19章16-22節

     イエス様は、イエスに従う者に、
   
『考え方の切り替え』と『心の転換』を求めるのです。

今日・・・
  金持ちの青年は、イエスに尋ねました。
先生、永遠の命を得るには、どんな善いことをすればよいのでしょうか。」
  イエスは、『律法を守りなさい』 と答えました。
 すると、青年は、
『そういうことはみな守ってきました。まだ何か欠けているでしょうか。
     と、言ったのです。

   その返事を聞いたイエスは、青年の性格の良さを見抜き、
     青年が『イエスの弟子の集団』に入ることを
     お考えになったようです。望まれたようです。


     ☆青年の望んだ『永遠の命』とは、
『唯一のまことの神であるあなたと、
   あなたのお遣わしになったイエス・キリストとを知ることです。』
                  ヨハネによる福音書 17章3節
     イエスの言われる、この『知る』とは、
     ただ知識として認識することではなく、
  全ての人格を持って深く『親密な関係』を持つことを意味しています。
  御父・神および御子・キリストとの
  『交わり』:『全ての人格をかけて深く親密な関係』を持つことなのです。 


  イエスは、金持ちの青年に、イエスに従うこと、
  共に働く『イエスの弟子』になることを望まれたのです。

    ☆イエスに従う弟子たちは、
    頼りにするのは『財産』ではなく、『イエス』なのです。
    財産に頼りすぎると、イエスに従って行く『妨げ』になる危険があります。
    『財産』、『命』ですら捨てる覚悟がいるのです。
     『完全な者』となることを求められるのです。


    金持ちの青年は、財産を捨てることができませんでした。
    青年は、悲しみながら、イエスのもとを立ち去ったのです。
    

私たちはどうでしょうか?
私たちも、イエスに従う者として、
他の者より、キリストを大切にして、キリストに信頼しなければなりません。
私たちも、キリストより他のものを大切にする、誘惑があります。
完全にキリストに従う難しさを経験します。
それでも、自分の足りなさを認めて、神に助けを願い祈りましょう。

『今日のアレルヤ唱』

アレルヤ、アレルヤ。
 『心の貧しい人々は幸いである。天の国はその人たちのものである。』
     マタイによる福音書 5章3節  アレルヤ、アレルヤ。

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
皆様も御先祖様たちと『お盆』を楽しめましたか?
御先祖様たちから力を頂き、この世の平和のために尽力いたしてまいりましょう。