マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

世界中の局面・・・『しかたなかったと言うてはいかんのです』 そして 『金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。』

2021-08-17 10:47:39 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
8月17日。火曜日。雨。

今日も雨。

日本中では、
土砂崩れなど、大雨の被害が甚大です。
コロナ禍ゆえに、救助活動に携わる皆様のご苦労も
倍も三倍も大変です。計り知れません。
救助活動に携わる方々の健康が守られますように。
被害に苦しむ人に必要な支援が施されますように。

世界では、
アフガニスタン情勢が局面を迎えています。


 アフガニスタンの戦時下で、
   医療にインフラにと、支援』に取り組んだ・・・
                   『中村哲 氏』
 
   2019年。武装集団の襲撃で命を落とされました。
   その後も続いていた『支援』は、
      この度の『アフガン政権崩壊・タリバン20年ぶり復権』で、
         終わりを迎えるのでしょうか?


   『しかたなかったと言うてはいかんのです』 
   『どんな事情があろうと、仕方がなかったというてはいかんのです』
                       13日・NHK『終戦ドラマ』より
    
私の孫娘は、
1年半ヶ月前の、小学6年生の12月に、
アフガニスタンで武装勢力に銃撃され死去された『中村哲』氏 との出会い、
小学生の彼女の人生を大きく揺さぶる出会い、がありました。
その後、
中村氏に関する本を読みあさり・・・
☆自分も医者になって、病人さんを助ける。
☆自分の髪の毛で、小児癌の子のおしゃれを助ける。
    と決めたのです。

 「今の私にでもできることはないかな?」 と考え続ける孫娘です。


      『しかたなかったと言うてはいかんのです』
       私たち一人ひとりが、自分にできることを探し続けましょう。
         アフガニスタンの方々の平安が訪れますようにと、
              心から祈ります。



そして。

今日は8月17日。年間第二十火曜日。

『今日の入祭唱』

   『わたしの神よ、御旨を行うことをわたしは望み、
       あなたの教えを胸に刻みます。』
           詩編 40章9節


『今日の福音 イエスの御言葉』

     『そのとき、 イエスは 弟子たちに言われた。
     
        「はっきり言っておく。
       金持ちが天の国に入るのは難しい。
          重ねて言うが、
 金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」
     
      ラクダは砂漠などの乾燥地帯に最も適応した家畜であり、
       古くから乾燥地帯への人類の拡大に大きな役割を果たしている。
   背中のコブの中には脂肪が入っており、エネルギーを蓄えるだけでなく、断熱材として働き、
    汗をほとんどかかないラクダの体温が、日射によって上昇し過ぎるのを防ぐ役割もある。 
  ラクダは砂漠のような乾燥した環境に適応しており、水を飲まずに数日間は耐えることができる。
   砂塵を避けるため、鼻の穴を閉じることができ、目は長いまつげで保護されています。
          人間も見倣いたい『エコの体』のラクダですね♡♡


     弟子たちはこれを聞いて非常に驚き、
   「それでは、だれが救われるのだろうか」 と言った。
       イエスは彼らを見つめて、
 「それは人間にできることではないが、神は何でもできる」 と言われた。

      すると、ペトロがイエスに言った。
 「このとおり、わたしたちは何もかも捨ててあなたに従って参りました。
     では、わたしたちは何をいただけるのでしょうか。」

        イエスは一同に言われた。
        「はっきり言っておく。
     新しい世界になり、人の子が栄光の座に座るとき、
     
         『最後の審判』 ミケランジェロ作品

  あなたがたも、わたしに従って来たのだから、
  十二の座に座ってイスラエルの十二部族を治めることになる。
     

        わたしの名のために、
   家、兄弟、姉妹、父、母、子供、畑を捨てた者は皆、
    その百倍もの報いを受け、永遠の命を受け継ぐ。

      しかし、先にいる多くの者が後になり、
       後にいる多くの者が先になる。」』
         マタイによる福音書 19章23-30節


昨日の金持ちの青年は、
とても熱心でしたが、
イエスの勧めに従って、財産を貧しい人たちに施す決心はできませんでした。
イエスのもとを離れていきました。
イエスの時代の初代教会の信者さんたちは、
ほとんどが、貧しい人たちでした。
財産がなくても、信仰があれば恵まれると、信仰を大切にしたのです。


   今日のイエス様の話は・・・
   金持ちの人たちにとって、
      財産より神への信仰を大切にすることは、
      救われて天の国に入ることは、難しいだけでなく、不可能である。
                    とおっしゃるのです。
   弟子たちにとって、
      すべてを捨ててイエスに従ったのは、『神の呼びかけ・神からの恵み』 
         であって、自慢することではない。
     しかし必ず、
     捨てたものよりも100倍の価値のあるものを受ける。報われる。
        『神は何でもできる』 
                      と、おっしゃるのです。

   当時の社会の偉い人たちは、
     信仰の価値を知らず、『深い信仰』ができないことがあります。
     イエスの弟子たちのように平凡な人たち、貧しい人たちのほうが、
     先に、信仰の恵みを理解し、信仰に入ることがあるのです。救われるのです。                    

   私たち、現代の者も、『信仰の価値』を理解したいものですね。


『今日のアレルヤ唱』

アレルヤ、アレルヤ。
 『イエス・キリストは豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。
  それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです。』
      コリントの信徒への手紙Ⅱ 8章9節  アレルヤ、アレルヤ。

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
コロナ禍で、世界の局面が大きく変わっていく昨今です。
くれぐれもご自愛の日々で、お元気にお過ごしください。